葉加瀬マイ 2018年11月29日号

自転車ごと田んぼに突き落とす 卑劣! 農道専門レイプ魔の極悪手口(2)

掲載日時 2016年06月05日 23時00分 [官能] / 掲載号 2016年6月9日号

 広野は性犯罪者として着実に成長を遂げてきたような節があった。幼いころに母親を亡くし、「女性に対する憧れがあった」と言うが、中1になると同級生の女子宅に電話をかけてオナニーの声を聞かせるというイタズラを繰り返すようになり、中2のときには好きだった同級生の女子宅に侵入。朝まで同じ布団で寝ていて警察に通報されるという騒ぎを起こした。

 さらに中3のとき、実際のレイプを目撃するという体験をしていた。そのときのことを広野は前回の公判で次のように述べている。
 「学校からの帰り道、農道で犯される女を見てしまった。その男は悲鳴を上げる女を殴りつけ、ビリビリと服を引きちぎり、ズボンを下ろして白い尻を見せながらヒコヒコと腰を動かしていた。途中で男に気付かれ、『何だ、てめえは!』と言われ、半裸のまま追い掛けられた。家族や警察に相談しようかとも考えたが、またあの男と会ったら嫌なので黙っていた。その後、男が捕まったという報道も近所でレイプ事件があったという報道もなかった。それ以来、その現場を通り掛かるたびに事件のことを思い出し、激しくオナニーするようになった。その空想が細部までリアルになるにつれ、いつか自分も同じことをやるだろうということは分かっていた」

 そして17歳のとき、ついに広野はガマンできなくなり、人気のない農道を自転車で走っていた同級生の少女を襲った。その少女は当時のマドンナのような存在だった。広野は開き直って抱き付き、無理やりキスしたり、胸を揉んだり、膣の中に指を入れたりした。
 「やめて、広野くん。私もあなたのことは嫌いじゃないわ。落ち着いて話し合いましょうよ。ねっ、ねっ」
 相手に泣きながら説得されて犯行を中断。だが、広野は強姦未遂の非行事実で補導されることになった。幸いにも保護観察処分で済んだが、その噂は学校中に広まり、広野は退学せざるを得なくなった。

 その後、住宅販売業やリース業の仕事に就き、二度にわたって結婚もしたが、いずれもレイプ事件が発覚して離婚するということを繰り返していた。
 前回の服役中に父親が他界し、身内は兄だけになっていた。兄は広野の身元引受人となり、住居や就職を世話した。広野の担当の保護司は性犯罪治療も勧めたが、「自分は11年間の服役で真人間になった。月3万円も掛かるカウンセリングなんて受ける必要もない。生活を安定させる方が優先だ」と言って拒否した。
 その後、広野は製パン工場で働くようになったが、刑務所にいたことを隠して同僚らと付き合っていく生活にストレスを感じ、内山久美さんに対する事件を起こす直前に会社を退職。またしても以前の犯行現場にフラフラと出向き、久美さんが一定の時間に自転車で通り掛かることを事前に確認。かつてのレイプの興奮がフラッシュバックのようによみがえり、久美さんを待ち伏せて強姦したのだ。

 警察は直ちに広野の犯行を特定してやってきた。広野は格段に向上したDNA鑑定の精度を知らなかった。最初は「記憶にない」と言ってごまかそうとしたが、言い逃れできないことが分かると、見苦しい言い訳を重ねた。
 「援助交際してくれる人を探していたんです。人に見られたり、話を聞かれたらカッコ悪いので、夜中に農道で通り掛かる人を待っていました。彼女に『お金をあげるからセックスさせてほしい』と言うつもりでしたが、通り過ぎてしまいそうだったので、思わず肩をつかんだら、田んぼの中に転落させてしまいました」
 広野の兄は「もう病気が治るまで出てくるな!」と激怒し、サジを投げた。

 広野は次に出所したら50代だろう。それでも同じ手口で犯行に及ぶだろうか。もしかしたら性癖というのは、10代で決まってしまうものなのかもしれない。
(文中の登場人物はすべて仮名です)

関連タグ:男と女の性犯罪実録調書

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