森咲智美 2018年11月22日号

専門医に聞け! Q&A アルコールを断つ最善策

掲載日時 2018年04月01日 08時00分 [健康] / 掲載号 2018年4月5日号

専門医に聞け! Q&A アルコールを断つ最善策

 Q:お酒が好きで、仕事のとき以外は飲んでばかりです。ブラックアウトし、体をぶつけてアザができることもあります。日曜は朝から飲みます。飲むのは楽しいし、禁酒する気はありませんが、量を減らしたいと思っています。以前、この欄で先生も酒好きと言っておられました。何か工夫されていますか。(46歳・自営業)

 A:減酒について最近、英国のブリストル大学の研究グループによる報告が医療関係者向けのウェブサイトなどで報道されました。元は『Addiction』に掲載された論文です。
 研究は2928人の酒呑みに対して行いました。初回調査時に平均飲酒量と、酒量を減らしたいかどうかを聞き、その半年後にまた酒量を聞き取りました。初回時、5人に1人が酒量を減らしたいと答えました。
 半年後、全体の平均飲酒量は初回調査時と比べて減少していました。減酒の意欲を示した人では、意欲を示さなかった人に比べ、2回目の調査時までに実際に減酒を試みた人の割合は高かったとのこと。しかし、意欲を示さなかった人に比べ、2回目の調査時の飲酒量は多かったのです。

 全体では飲酒量が減ったのは、自分の飲酒量を意識したことによると推察されました。けれど、意識しすぎると逆効果になります。
 自分の体験ですが、還暦すぎの飲み仲間に、「今日は飲まん。昨日の深酒で今日、しんどすぎ」と言ったら、「いつも通り毎日飲むのが一番。おかしなことを考えるとよくないよ」と忠告されたことがありました。確かに、無理して休肝日をつくっても、翌日の解禁日に飲みすぎて調子悪いということもあります。毎日ほぼ一定量を飲むのが実は一番調子よかったりします。
 とはいえ、毎日の一定量に加え、休日は朝からというのも少し心配です。対策としては、車で出かける機会を増やすこと、お酒を飲んだらできない趣味を持つことの2つを提案します。
 スロージョギングやなにかの楽器がオススメ。これらをするなら、飲んだらできないでしょう。すると、朝から飲むことはなくなります。

牧典彦氏(小山病院院長)
自律神経免疫療法(刺絡)やオゾン療法など保険診療の枠に捕われずベストな治療を実践。ほほえみクリニック(大阪府枚方市)院長。牧老人保健施設(大阪市北区)顧問。いきいきクリニック(大阪市北区)でも診察。

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