紗綾 2019年8月1日号

任侠山口組 堅守速攻の構え 新人事と武装化真相

掲載日時 2019年07月12日 18時10分 [社会] / 掲載号 2019年7月25日号

 任侠山口組は、内部会合を各ブロックのみで行うようになり、現状が不透明になりつつある。しかし、その間には“武装化”の実態が判明。織田組長が全直参に盃を下ろし、より団結が強化された直後だったため、不気味さが感じられたのだ。

 大量の武器を所持していた当事者である四代目真鍋組(池田幸治組長)・幅多潤也若頭の初公判が7月3日、大阪地裁で開かれ、この銃刀法違反事件に対し、弁護側は全面的に争う姿勢をみせた。起訴状などによると、幅多若頭は今年5月14日、東淀川区の路上に止めたワンボックスカーの車内で、回転式拳銃2丁と実弾105発、散弾銃1丁、散弾銃の実弾4発を所持。幅多若頭と一緒に運転手の男性も現行犯逮捕されたが、男性は不起訴処分となっていた。

 認否を問われた幅多若頭は「陳述しません」と答え、弁護側は「公訴事実を争う」として、事実上の無罪主張を行った。検察側の冒頭陳述で明らかとなった事件当日の様子は、こうである。

 幅多若頭は運転手と東淀川区内の集合住宅から、拳銃などが入ったゴルフバッグを車に積み込んで出発。路上で警察官から職務質問を受け、拒否することなく応じていたが、警察官が車内のゴルフバッグを発見すると妨害行為に出たという。さらに、後部ドアが開いているにもかかわらず、運転手の男性に発進を指示し、自身はタクシーで逃走しようとしたとされる。動機については触れられなかったが、弁護側は「すべて留保する」とした。

 この事件では、幅多若頭との通話履歴や防犯カメラの映像などから、知人である男女の関与が浮上。拳銃などが入ったゴルフバッグを保管していたとして、6月22日に銃刀法違反などの容疑で逮捕されていた。

 「今回の裁判は、初公判から証拠開示を巡って弁護側と検察側がやり合う場面があった。激しい論戦が繰り広げられそうやな」(同)

 裁判の展開次第では、任侠側の“武装化”という攻めの姿勢が明らかになりそうだが、一方で、さらなる体制固めも進められていた。

「6月ごろ、人事が動いとったんや。本部長補佐だった新井孝寿・雅新会会長(兵庫尼崎)、小島大享・神戸絆会会長(兵庫神戸)、日高洋行・二代目姫野組組長(東大阪)が若頭補佐に上がり、従来のポストは廃止。

 上杉正義・誠連合会長(千葉)、張本勝・二代目張本組総裁(兵庫西宮)も若頭補佐に昇格したんや。さらに、芥川貴光・二代目平山組組長(茨城)、金山健一・三代目矢倉会会長(大阪堺)、山本一守・山本会会長(大阪西)が『幹部』に就いて、重要ポストを固めた格好やな」(事情通)

 任侠山口組の新たな“戦術”が注目される。

関連タグ:山口組分裂ドキュメント


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