葉加瀬マイ 2018年11月29日号

話題の1冊 著者インタビュー 河原一久 『スター・ウォーズ フォースの覚醒 予習復習最終読本』 扶桑社 1,400円(本体価格)

掲載日時 2016年01月11日 18時00分 [エンタメ] / 掲載号 2016年1月7・14日合併号

 −−今や日本におけるスター・ウォーズ(以下SW)研究の第一人者として活躍している河原さんですが、SWにハマったきっかけは何ですか?

 河原 SWが初めて公開されたときは中学生だったのですが、当時から世界中で話題になっていて、どんな映画だろうと思っていました。実際に映画館に足を運んで見てみると、もう圧倒的に面白い! どちらかと言うと昔はまったりした映画が多くて、映画を見る機会が少なかった私にとっては、かなり衝撃的でしたね。今でこそ1万本以上の映画を見ていますが、SWを超える満足感のある作品はありませんでした。エンターテインメントとしての出来は突出した作品だと思っています。

 −−ルーカスフィルムがディズニーに買収され、監督がJ・J・エイブラムスに変わりました。今後、SWはどう変わっていくと思われますか?

 河原 基本的にはあまり変わらないでしょうね。例えるなら、SWはこれまでありそうでなかった料理をG・ルーカスというコックが考え出し、それに世界中の人がおいしい(面白い)と飛びついたわけです。10年ぶりにコック(J・J・エイブラムス)が変わったからといって、多少の味付けは変わるでしょうが、料理そのものが変わるわけではありません。今回から始まるエピソード7〜9は、昔からの味の続きとして、古くからのファンを魅了するでしょうし、また、ディズニーになって、昔を知らない新しい人たちを含めたすべてのファンが喜ぶ作品になっていくと思います。

 −−いよいよ待望の新作『フォースの覚醒』が公開です。ズバリ、見どころはどこでしょう?

 河原 今回の作品は、1977年(日本では'78年)に公開された『スター・ウォーズ』(エピソード4)に続く『帝国の逆襲』(同5)、『ジェダイの帰還』(同6)という初期3部作の30年後の世界が描かれます。おなじみだった世界観やメカ、新しく登場するキャラクターを含めて、純粋に楽しむのがいいでしょうね。また、かつて活躍したキャストも登場します。「ハン・ソロがその後、どうなったのか?」など興味は尽きません。ファンはそんなSWの世界観に酔いしれましょう。そして初めてSWを見るという人は、最高のエンターテインメントを存分に味わってください。個人的には編集のテンポが素晴らしい映画なので、映像、音楽を含めたスペースオペラとしての完成度が、どのような物になっているかが楽しみですね。
(聞き手:程原ケン)

河原一久(かわはら かずひさ)
1965年神奈川県生まれ。テレビディレクター、ライター、ストーリー・アナリスト。日本におけるSW研究の第一人者であり、『スター・ウォーズエピソード1〜6』の字幕監修を手掛ける。

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