彩川ひなの 2018年7月5日号

話題の1冊 著者インタビュー サイトウ零央 『パンツ専門ポーズ集 パンツが大好きだから、大至急パンツを描きたい!』 玄光社 2,500円(本体価格)

掲載日時 2018年05月20日 18時00分 [エンタメ] / 掲載号 2018年5月24日号

 ――“コスプレ写真界の神”の異名を持つサイトウさんですが、パンツに注目したのはどうしてですか?

 サイトウ もともとアニメやゲームの二次創作の写真集を作っていた時に、お尻がチャームポイントのキャラばかり撮っていたので、「尻王」などと呼ばれていたんです。同時にお尻が見えそうでギリギリ見えない“超超ローライズパンツ”のカタログ撮影などでも知られるようになりました。自分はどんなお尻が好きなのか考察して見ると、骨格にはものすごくこだわりがあって、二次元のキャラクターのようなフォルムがベストなんですが、実際、生のお尻には一切興味がないことに気付いたんです(笑)。
 結局、布に包まれたお尻やパンチラが大好きだということを再認識して“大至急パンツだらけの世界を創りたい!”と思い、本を刊行することになりました。作画用のポーズ集という形態を選んだのは、趣味でイラストを描いていて、パンツを描くための資料に長年困っていたからです。

 ――黒タイツやスパッツ越しのパンツなど、男心をくすぐるエロいポーズはどうやって考えたのですか?

 サイトウ モデルさんは学校や図書館、病院など、パンツが潜んでいそうなシチュエーションに関わりがあったり、実際の職業に従事している、もしくは、していた方をキャスティングしています。過去の経験を元にリアルな設定を考えて、パンツを撮影していきました。それも極力“ドエロい”感じで。モデルさんも撮影に協力的で、実際に使っている小道具などのアイデアを出してくれました。

 ――エロとビジュアルの美しさがうまく融合していますね。制作で苦労した点はありますか?

 サイトウ 基本的に自分は“綿パン”が好きなので、本の中でも分量が多めなのですが、実はイラストで描くなら“サテンのシワ”の方がパンツのディテールが分かりやすいんです。ポーズ集なので、線画に起こしやすく、つい描きたくなるパンツを選定して、二次元的な萌えのセオリーを大事にして本を構成しています。やっていることはドエロくても、えぐみを出さずに、美しい画になるようにライティングや現像に気を配りました。
 全身全霊を注ぐ“パンツ愛”が詰まった本なので、レジに出す際にも恥ずかしがらずに、持っていることを堂々と友達に主張してもらえたらうれしいです(笑)。イラストの資料として購入したのはいいけれど、絵を描いてるうちに“イケナイキモチ”になるような本になっていると、さらにうれしいですね。
(聞き手/程原ケン)

サイトウ零央(さいとう・れお)
美大中退後、ゲーム会社、デザイン会社を経てフリー。【LEWOGRAPHICS】主宰。2016年新潮社「芸術新潮 7月号」写真特集にて2010年代を代表する写真家として特集のトリを務める。

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