RaMu 2018年12月27日号

大阪ワンコインタクシーが風前の灯

掲載日時 2011年08月18日 11時00分 [社会] / 掲載号 2011年8月18日号

 大阪のワンコインタクシー(初乗り2キロ500円)が、いよいよ存続の瀬戸際に立たされている。

 ワンコインタクシーは'02年、小泉政権の規制緩和の一環として、改正道路運送法によって誕生した。それまでの“同一地域同一運賃”の原則が撤廃されたことから、格安運賃が可能になったのである。これにより、新興のタクシー会社や個人タクシーが次々と格安路線に参入し、ワンコインタクシーは一時、約2000台にまで増加した。
 「一転したのは'09年10月。タクシー適正化・活性化法が施行され、行政は規制強化へと方向転換したのです。昨年7月に東大阪のタクシー会社が『値上げ指導に従わなかった』として、営業権継続を却下。これを皮切りに、近畿運輸局が値上げを強制指導する状況が続いているのです」(地元紙記者)

 値上げ指導の理由について陸運局関係者は「値下げ合戦の影響で、安全運行に必要なコストがカットされている」ことを上げている。対し、格安タクシー会社側は「利用者ニーズを無視するもの。安全面には最大の努力をはらっている。規制緩和のあだ花みたいに言われるのは納得できない」と反発するも、その後も申請却下は相次ぎ、今やワンコインタクシーは約1000台にまで減少した。
 「7月4日には、ワンコインタクシーの運転手らによる抗議のデモが行われました。彼らは『運輸局は利用者の声を聞け』と訴えながら大阪市の国交省近畿運輸局まで約3キロを行進し、1万4000人分の署名と抗議文を提出しています。確かに街中でも、ワンコインを含め、様々なタクシーがあった方が助かるという声は聞きますが、圧倒的に不利な立場は変わりません」(前出・地元紙記者)

 どこまで踏ん張れるか。


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