菜乃花 2018年10月04日号

南海電鉄 「空港急行」好調でも外国人観光客のマナーに大ヒンシュク

掲載日時 2016年12月02日 14時00分 [社会] / 掲載号 2016年12月8日号

 2015年9月中間連結決算で増益を確保した、関西の大手私鉄・南海電鉄。要因は好調な南海空港線によるものと見られているが、問題もあるようだ。

 南海空港線は、関西空港と大阪ミナミの中心・なんばを約50分で結ぶ関西空港へのメーンアクセスの一つ。中でも「空港急行」は、並行して走るJR線や、同じ南海電車でも特急料金のかかる特急「ラピート」に比べると安く、時間も大して変わらない。そんな点が海外の旅行ガイドに紹介され、関空を利用する中国人を中心とした外国人旅行客に人気なのだが、ここへ来て難題も浮上している。
 「なんばや関空の空港急行発着ホームは、連日、大きな荷物を抱えた外国人で賑わっている。しかし、実は彼ら観光客の車内マナーの悪さが、一般の利用客の顰蹙を買っているのです」(観光ライター)

 実態を知るべく、なんばから関空行きの空港急行に乗ってみた。時間は平日の夕方。ドアが開くや、車内はアッという間に大きな荷物を持った観光客とおぼしき外国人に占領される。
 キャリーバッグを目の前に置くので通路が狭い。買い物袋を開け大声で会話をしながら中身を点検している女性や、食事を始める老人もいた。一方で一般の乗客は、その光景をチラチラ見ながら眉をひそめている。確かに、これでは苦情が出るのも無理はないか。

 南海電鉄はこの事態を受け、マナーの徹底を呼びかけるポスターの掲示や、特急料金の値下げによる利用客の誘導など、対策に乗り出している。
 「しかし、効果はイマイチ。南海は先頃、混雑する車内で外国人差別と取られかねないアナウンスを行い、世間の批判を浴びたばかり。それもあって、あまり積極的には出られないのかもしれません。例えば、中国の鉄道の車内事情もあんなもの。彼らにしてみれば悪意はないのでしょう」(旅行記者)

 客同士の大きなトラブルを生まなければいいが。

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