和地つかさ 2018年9月27日号

子育てママもドン引きした保育事業会社のセクハラ発覚

掲載日時 2017年12月07日 10時00分 [社会] / 掲載号 2017年12月14日号

 認可保育園『アスク』の運営など、子育て支援事業最大手の東証1部上場企業JPホールディングス(本社:名古屋市)が、創業者と現経営陣との間で内紛を繰り広げている。
 「去る9月、創業者で筆頭株主の山口洋氏が、取締役の任期短縮や一部取締役の解任などを求めて臨時株主総会の開催を請求。突然の事態に経営陣は困惑し、山口氏に反発する意向を示しました。しかし、山口氏は共同保有を含めて約35%超の筆頭株主。そのため会社側は、山口氏の議案が成立しないよう“爆弾”を投下したのです」(経済記者)

 同社はパチンコ店などで客にコーヒーを提供するワゴンサービスで創業。その後、企業内保育所事業にシフトし、民間の保育園運営業者では最大手まで上り詰めた。業績も拡大していた中、突如2015年2月に山口氏が体調不良を理由に代表取締役社長を退任。会社側は「山口氏は当社に在籍していた女性社員に対する重大なセクシャル・ハラスメントに該当する事実があり、深刻な事件に発展する可能性があった」と発表し、さらに「当時、取締役会で山口氏が事実関係を認め、体調不良による入院を理由に辞任する意向を示した」と、隠していた内部情報を公開したのだ。
 「創業者と会社側が対立する構図のお家騒動はよくあるが、東証1部上場の会社でセクハラ問題が公になるのは珍しい」(市場関係者)

 外部の弁護士で構成する第三者委員会は「山口氏の女性社員への性的言動およびパワハラ行為があった」とし、さらには現社長の荻田和宏氏や他の現取締役に対しても「パワハラに該当する行為が認められる」と驚くべき指摘をした。

 11月22日に開催された臨時株主総会では、山口氏が提案した議案3つすべてが否決され、会社側の議案の一部も否決された。内紛は終息するかに見えるが、この騒動で看板が傷ついたことは間違いない。
 「大切な子どもを預ける保育所の運営会社が、セクハラ問題だらけだなんて気持ち悪い…」(事業所利用者)

 ハレンチ騒動で失った信頼の代償は大きい。

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