祥子 2019年5月30日号

京都児童ポルノ所持厳罰条例でゴミ収集所に劣情DVD大量放置

掲載日時 2011年04月13日 11時00分 [社会] / 掲載号 2011年4月14日号

 2月22日、京都府が来年度中の制定を目指す“日本で一番厳しい児童ポルノ規制条例”の検討案をまとめ公表したが、これが思わぬ騒動を招いている。
 「18歳未満が被写体となったポルノ画像や動画の所持を禁止。さらに、13歳未満の性的虐待が明らかな画像を有償で取得した場合も、即刻処罰対象になるという。これが明らかになってから、京都市内の一部のゴミ収集所には、児童ポルノの書籍やDVDが、大量に放置されるようになったのです」(地元社会部記者)

 近年、児童ポルノ規制条例は各地で論議を呼んでいるが、罰則付きで単純所持を禁止するのは全国でも初めて。そのため、これに怯えたマニアたちが一斉に“コレクション”を手放し始めたというわけなのだ。
 京都市の職員が言う。
 「引越しが多いこの時期、処分に困ったエロ本が大量に捨てられるのは毎度のこと。しかし今年に限っては、それがロリ系のものばかりで、一番点数が多いのは、卑猥なジャケットが丸出しのDVDなのです。これらが袋に入れられるでもなく、無造作に放置されているため、市民らからは苦情の声も上がっているのです」

 実際、その被害は京都市全域に及んでいるようで、伏見区に住む主婦もこう顔をしかめるほどなのだ。
 「朝ゴミを捨てに行くと、目を背けたくなるような写真が目に入って…。子供が見つけたら大変なので腹立たしいけど、いちいち隠すようにしているんです」

 しかも地区によっては、「この事態を聞きつけたマニアたちが、ホームレスに混じってゴミ漁りをしている」(前出・地元紙記者)というから呆れるばかり。そのため、頭を抱える職員の間からはこんな声も聞こえるほどなのだ。
 「ゴミ捨て場は、公共の場。条例が制定されないうちから、卑猥なものを捨てるのは止めて欲しい。ひどい場合は、わいせつ物陳列罪の適用も視野に入れなければなりません」(別の職員)

 だが、そんな危惧をよそに、ゴールデンウイーク明けの条例案提出までには、ますます掛け込み廃棄が増えそうな雲行き。
 「えん罪の可能性や表現の自由の観点からの議論は残されているが、原案に近い形で制定されることはほぼ確実。今後は、抗議を示唆したこれ見よがしの大量放置も増えるでしょう」(同)

 雅さをウリにする京都の街並みが、春先には様変わりするかも。


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