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バンクーバー五輪開幕・メダル確実は女子フィギュアだけの日本選手団

掲載日時 2010年02月10日 00時00分 [スポーツ] / 掲載号 2010年2月25日号

 「大会2日目(2月14日、日本時間)、モーグルの上村愛子がメダル無しなら、今大会もトリノ五輪に続き女子フィギュアのみのメダルとなる」
 こう語るのはスポーツ紙デスク。とはいえ、女子フィギュアで韓国のキム・ヨナを押さえ、浅田真央や安藤美姫が金メダルを取る確証はない。

 「安藤や浅田が所属する中京大学でさえ、大学専用のリンクができたのは昨年。今回、安藤は早々とバンクーバー入りしたが、浅田は2月20日まで大学で練習してから現地入りするそうです。日本は海外に比べ施設が少なすぎるのです」(前出・デスク)

 一昨年の北京五輪前には、東京・赤羽にオリンピック選手を強化するためのナショナルトレーニングセンターが誕生した。ここで代表選手は必要に応じてトレーニングできるようになったという。
 しかし、日本では海外とは異なり、選手を年間何十日も拘束する体制がとられていない。ましてや、冬季競技の選手となると、冬になれば海外へ出かけてしまう選手が多い。
 「これではメダルを狙うにも、選手を強化しようにもJOC(日本オリンピック委員会)は力を発揮できませんね」(五輪担当記者)

 加えて、代表選手の顔ぶれを見てみると、5大会連続のスピードスケートの岡崎朋美や史上初の6大会連続となるジャンプの葛西紀明のように、世代交代が進んでいない。葛西は土屋ホームスキー部監督であり、日本初のプレーイングマネージャーの日本代表だ。
 「過去の実績は顕彰する必要があるが、オリンピックでメダルの可能性ゼロの人を6大会連続で送る必要はない」(JOC関係者)

 日本体育協会には各競技団体の代表が集まり、選手強化について話し合われるものの、思い切った世代交代を言い出せる人材がいないのだという。メダルゼロでも、オリンピックに出場するとなると、まさに参加するだけ。国民の税金が使われるのだから、もっと考えるべきなのだ。
 「今大会で期待されるのはフィギュアの他にスピードスケートの長島圭一郎、吉井小百合くらいですかね。彼らも、2日目の上村がコケればダメになる、ともっぱらです」(前出・デスク)

 冬季五輪の内幕は何ともお寒い限りだ。

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