菜乃花 2018年10月04日号

脳卒中・心筋梗塞の危険も… “こむら返り”が示す重大病のサイン(2)

掲載日時 2017年09月17日 10時00分 [健康] / 掲載号 2017年9月21日号

 ふくらはぎについて、小池統合医療クリニックの小池弘人院長は、医学書の中でこう述べている。
 「人間のからだの6割は水分でできている。水分は血液、リンパ管、組織の細胞内にあり、お互いに行き来しながら全身を回っている。巡回が上手くいかないと体の下部に水分が溜まりやすく、とくにふくらはぎに水が溜まりやすくなる。このふくらはぎの水分や血行の循環をよくすることが病気の予防になる」

 また、『病気が逃げていくふくらはぎ力』(小池弘人・市野さおり共著=世界文化社)の中ではこう指摘している。
 「心臓から送り出された血液は、動脈に入り、体の隅々まで栄養と酸素を行きわたらせる。上半身の血液は比較的スムーズに心臓に戻ることができるが、下半身の血液は戻りにくい。下から上へ血液が戻るには、押し戻してくれる強力なポンプが必要で、その役割を果たすのが“ふくらはぎ”である」

 つまり、ふくらはぎの筋肉は、静脈に圧力をかけ、血液を体の中心部へと押し戻しているということだ。
 それが冷えたり、むくんだり、乾燥したりすると、その押し戻す力が衰えてしまい、足のつりや、全身の血行不良、免疫力低下につながってしまう。

 もし、足がつってしまったら、その対処法としては硬くなった筋肉を軽く温めてマッサージすること。寝る前にお風呂に入るのもその一つである。
 「就寝中は、布団の重みで膝が伸びるため、ふくらはぎの筋肉が緊張して足がつる場合があります。そのため、枕やバスタオルを膝の下に入れ、少しでも膝を曲げるようにして寝ると、つりにくくなります」(前出・専門医)

 いずれにしても、これらの対処法とは別に、体の中から“ふくらはぎ力”をつけることも大事なことで、食生活も気を付けなければならない。
 料理研究家で管理栄養士の林康子氏はこういう。
 「バランスのとれた食事で、ミネラルをしっかり補うようにすることです。筋肉の材料であるタンパク質(卵、肉、魚介類、大豆製品)をしっかり摂ること。また、こまめに水分補給をしつつも、体を冷やさないようにし、ストレスを溜めずに血液の巡りをよくしてあげることです」

 あまりに足がつり、不安や疑問を感じたならば、すぐに専門医に相談することをお勧めする。

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