菜乃花 2018年10月04日号

キーワードは脱原発 小泉進次郎復興政務官が射止める2020年「東京五輪」総理の座(1)

掲載日時 2013年10月13日 15時00分 [政治] / 掲載号 2013年10月24日号

 総理辞任から7年。政界のキナ臭い話には一切、沈黙を守り続けてきた小泉純一郎元総理が、ここにきて安倍政権の原発再稼働にNOを訴え、鬼神のごとく「脱原発」を唱え始めた。

 今なお国民に人気の高い元総理の豹変ぶりに、永田町と財界筋は大慌て。狙いがどこにあるのかが詮索され始めているが、本誌はその真意をうかがい知る人物から驚愕の情報を入手した。
 実は、この動きは天才的な政治感覚を持つ小泉元総理の陽動作戦。最終的な狙いは、「海外にまで原発のトップセールスを続ける安倍政権の倒閣」と「'20年の東京五輪開催時に、息子の小泉進次郎を総理の座に就けることだ」というのである。

 その内幕を自民党のベテラン議員がこう明かす。
 「これは一部記者筋も掴んでいるが、ポイントは『脱原発』を訴える小泉節がいつから挙がりだしたかという点にある。その時期はまさに進次郎が『復興政務官就任確実』と報じられだしたころから。五輪招致が決まる前から周囲に『汚染水の処理はごまかし切れる問題ではない』と漏らしていた小泉元総理は、息子の異例の抜擢を機に、『脱原発による環境型社会の建設』を提唱。その旗手として進次郎を総理の座に就け、原発ゼロ社会を実現しようとしているのです」

 この議員によれば、もともと小泉元総理がこうした計略を企て始めたのは、8月中旬のことだという。同氏はこの時期にフィンランドで建設中の、世界で唯一の核廃棄物最終処分場『オンカロ』を視察。その際に「安倍政権の倒閣」と「環境型社会へのシフト」の腹を固めたというのだ。
 「実は、この視察には三菱重工や日立製作所、大手ゼネコンなどの原発担当者らが同行していた。ところが小泉氏は、視察後に『俺が現役に戻るとすれば、原発推進でまとめるのは無理』『ゼロならまとめられる自信を得た!』と断言し、周囲の推進派をあ然とさせたというのです」(前同)

 ちなみに、この時には帰国した小泉氏が「原発再稼働」を声高に批判しなかったことから、自民党の推進議員らは一様に胸を撫で下ろしたという。だが、それが加速化したのは進次郎氏の「復興政務官就任」が本格化した9月中旬から。この時から激烈な原発批判が展開したのだ。
 政治部記者がこう話す。
 「『小泉脱原発劇場』ともいえる事態が勃発したのは、9月16日に財界関係者の結婚式に出席した小泉氏が、『原発は止めるべき!』と口にしてから。続く24日には雑誌『プレジデント』のフォーラムに招かれ、『原発は安全でクリーンでコストが安いということに疑問を抱いた』『できるだけ早く政治は(原発をゼロにする)決断をすべきだ』と公然とまくし立てたのです」

 また、小泉氏の蠢動ぶりはこれにとどまらず、9月27日にはみんなの党の渡辺喜美代表と会食。「脱原発は政治がリーダーシップを発揮しないと進まない!」とブチ上げると、続く10月1日には名古屋で行われた講演に出席。「原発ゼロは無責任というが、推進するほうがよほど無責任だ!」と吠えまくったのだ。
 こうした発言の数々を見れば、もはや小泉氏が「脱原発」と「安倍政権の倒閣」に動き出したことは明らか。だが、気になるのはなぜ、進次郎氏を7年後の東京五輪開催時の総理総裁に押し上げようとしているかという点。そこには、小泉元総理特有の政治感覚が潜んでいると見られているのである。

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