菜乃花 2018年10月04日号

暗殺の魔の手 韓国・朴槿恵大統領が日本に亡命計画

掲載日時 2016年12月23日 10時00分 [社会] / 掲載号 2016年12月29日号

 12月9日、韓国国会は朴槿恵大統領の弾劾訴追案を可決した。これは終わりの始まりだ。韓国への意趣返しに躍起の中国や、混乱に乗じて“従北政権”の樹立を狙う北朝鮮は着々と核開発を進め、核武装は目前。次期大統領にドナルド・トランプ氏が控える米国は、中国との対決姿勢を強める気配がある。事大主義の韓国は、米中どちら側に付くのか踏み絵を迫られるが、それを決める人はもういない。極東アジアの混乱はこれからが本番なのだ。
 「政治だけでなく“第二の通貨危機”が囁かれる経済も絶望的な祖国に対して、若者たちが『ヘル朝鮮』と嘆くように、韓国の悲劇的状況は止まりそうにありません。弾劾訴追案の可決により朴大統領が職務停止処分となった同日午後7時過ぎ、黄教安首相は大統領権限代行として初めて閣議を主宰し『北朝鮮が核・ミサイル以外にも挑発してくる可能性があるので備えるように』と指示しています。朴大統領が、盧武鉉元大統領の側近だった金秉準の首相就任を撤回したのは、保守派にとって唯一の救いです」(在日の右派有識者)

 今後180日以内に憲法裁判所は、この弾劾訴追案が合憲か違憲かを審理する。合憲判断が出て弾劾が成立すれば、直ちに朴大統領は退陣し、60日以内に選挙が実施され、任期5年の新たな大統領が選ばれる。
 とはいえ、憲法裁判所が弾劾訴追を合憲と認めるかは不確実だ。それには裁判官9人のうち6人が合憲と判断する必要があるが、ハードルはかなり高いと見る専門家が多い。

 違憲となった場合、朴大統領は大統領職に復帰するが、仮にそうなればデモの嵐はさらに吹き荒れる。韓国は行くも戻るも“無間地獄”なのだ。
 「黄首相は検事出身の保守強硬派で、朴大統領が信頼を寄せる1人です。逆に従北政権の樹立をもくろむ北朝鮮には最も厄介な人物とされますから、左派(従北派)も警戒せざるを得ません。朴大統領擁護というウルトラCを放つ可能性もありますね」(朝鮮半島ウオッチャー)

 停滞する韓国の、特に経済・金融分野は日本にも影響を与えている。政争が泥沼化する余波で、日韓が緊急時に外貨を融通し合う通貨スワップ協定の再締結へ向けた話し合いは全く進んでいない。12月2日、麻生太郎財務相は「(韓国の)誰が話を進めるのか全然分からないので、交渉のしようがない」と見放すかのような意見を述べている。

 一方、安倍晋三首相の祖父、岸信介元首相と朴大統領の尊父、朴正熙元大統領は、日韓の将来を胸襟を開いて話し合った仲。今回の弾劾訴追案が国会で可決された際、与党セヌリ党からも128人中半数近い62人が賛成に回ったほど身内にまで見放されている朴大統領に、安倍首相は過去の“告げ口外交”を水に流し、救いの手を差し伸べるのか。
 「第2野党『国民の党』の千正培前共同代表は、『朴大統領は亡命したいと考えているのではないか』と述べています。その際、中国に亡命するとは到底考えられず、トランプ氏の米国にもパイプはない。消去法で残るのは日本かドイツだけです。大韓民国が建国された際、海洋資源の独占、領土拡張を目的に独断で公海上に設定した排他的経済水域を勝手に引き、竹島をかすめ取った李承晩初代大統領は、朝鮮戦争で北朝鮮に攻め込まれると国民そっちのけで真っ先に逃げました。しかも、北朝鮮軍が追い付けないように橋を爆破しながら逃げたため、多くの避難民が犠牲になっています。セウォル号の沈没事件の際にも、船長は真っ先に逃げ、朴大統領もその後の7時間を無為にすごしたように、韓国では責任ある立場の人間が真っ先に逃げる先頭ならぬ“先逃”は伝統文化ですから、朴大統領の頭の中にあるのも李承晩のように亡命しかないでしょう」(朝鮮半島に詳しい大学教授)

 朝鮮半島では「先逃」だけでなく「朋党の争い」(仲間内の暗殺や虐殺)も伝統文化だ。そもそも韓国の建国時には、日本の統治から逃れて上海に亡命していた臨時政府の金九や呂運亨といった主要メンバーは、帰国後の内紛からいずれも李承晩によって暗殺されている。北朝鮮における『金正日vs金聖愛(義母)&金平一(義弟)』『三男の金正恩vs長男の金正男』を見るまでもなく、朝鮮半島では殺される前に逃げるが勝ちだ。
 「両親を暗殺され、暴漢に顔を切り付けられた経験のある朴大統領は、暗殺恐怖にとりつかれており、それが大統領職にしがみつき続ける原動力になっているのです。幸い弾劾案の合憲か違憲かが可決されるまでの最長180日の間、青瓦台(大統領官邸)で隠遁生活を続ければ暗殺の心配はない。同時に政府から独立した特別検察官の捜査などに備え、弁護士と打ち合わせを重ねて亡命を含めて起死回生策を練ることになるでしょう。青瓦台にはジョギング向きの中庭はあるし、父親の朴元大統領が造ったゴルフの打ちっ放しの設備も残されています。やることもなく暇を持て余しているはずですから、アンチエイジングに勤しんでいるんじゃないか、なんて言われています」(韓国メディア記者)

 皮肉にも2004年に盧武鉉大統領も弾劾訴追されたが、このときに訴追の先頭に立ったのが当時、野党の指導者だった朴大統領だ。
 因果応報、朴大統領に残された道は父の二の舞いか、それとも亡命か…。

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