葉加瀬マイ 2018年11月29日号

専門医に聞け! Q&A 夕食の量を減らして便秘を改善

掲載日時 2018年08月05日 08時00分 [健康] / 掲載号 2018年8月9日号

 Q:仕事柄夕食の時間が遅く、いつも食べ終わるのは10時頃です。量は割合に多いほうです。午前零時に就寝し、朝は7時に起きます。夕食が遅いせいでしょうか、朝になってもあまり便意を催しません。アドバイスをお願いします。なお、私はメタボ気味です。
(42歳・ITショップ勤務)

 A:遅い時間に夕食を摂ったり夜食を食べすぎたりすると、便秘になる人がいます。
 なぜ、便通が悪くなるのでしょうか。その理由はモチリンという消化管ホルモンにあります。
 モチリンは、胃腸を掃除し排便を促すホルモンです。一定時間、何も食べない状態が続くと、モチリンが分泌され始めます。
 普通、若い人で6時間、それよりも年上の人で8時間、何も食べない時間が続くと分泌が始まります。

 また、食べた量が多いと、分泌されるまでに時間が長くかかります。
 若い人や、中年になっても胃腸が丈夫な人は、夕食を夜遅い時間に食べたり、夜食を摂ったりしても、朝8時、9時にはモチリンが分泌され始め、排便が促されます。
 ところが、中年以降で胃腸の働きが低下している人では、モチリンが分泌され始めるまで余計に時間がかかります。10時間や、それ以上かかるとも言われています。
 したがって、夜遅く夕食を摂ったり、夜食を食べたりすると、翌朝、出勤時間が迫っても、さらには出社してからも便意を催さないことがあるのです。
 ご質問の方は、できればもう少し夕食の時間を早めたほうがよいでしよう。そして、食べる量を今よりも少なくしてみてください。
 食べる時間が今と同じでも、食べる量は必ず減らしてください。そうするだけでも便通の改善に効果があります。
 ご質問の方はメタボ気味とのことですが、夕食に限らず、食べすぎは便通を悪くする要因となります。1日の食事量を減らし、メタボの改善に努めましょう。
 なお、モチリンの分泌は食べると止まりますので、朝は食後ではなく、食前に排便するほうが十分に排泄されます。

山口康三氏(回生眼科院長)
自治医科大学卒業。眼科医、漢方内科医。食事、運動、睡眠などを改善する生活改善療法を指導し、眼科の病気や生活習慣病の治療に成果を挙げている。日本綜合医学会副会長。

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