中川祐子 2019年1月31日号

『FC2』騒動でAVメーカーの高額賠償請求に怯える投稿者たち

掲載日時 2014年10月21日 12時00分 [社会] / 掲載号 2014年10月30日号

 あらゆるアダルト無修整動画を垂れ流し続けてきた、動画配信サイト『FC2』。その関連施設が、9月に京都府警を含む5府県警の家宅捜索を受けたことが、思わぬ事態を招いている。
 これまで、『FC2』はユーザーから投稿された無修整AVや援助交際動画、果てはリベンジポルノをサイトにアップしてきたが、同サイトに著作権のある動画を投稿していた者たちが、次々と訴えられだしたのだ。
 社会部記者がこう語る。
 「米・ネバダ州に本社を置く『FC2』は、長らく米国法人との理由で国内の摘発を逃れてきた。ところが、『日本人経営者が日本に向けたサービスを提供している以上、言い逃れはできない』との判断で警察が家宅捜索に踏み切ったことで、今まで泣き寝入りしていたAVメーカーなどが、投稿者らを訴えだしたのです」

 ちなみに、『FC2』は課金制度を設けており、ユーザーが支払う料金の一部が投稿者らに分配されるシステム。そのため、メーカー販売のAVを違法に流して小遣い稼ぎする輩が絶えず、こうした者たちがターゲットになっているのである。
 「すでに大手AVメーカー数社が『FC2』に対して計6500万円の損害賠償を求める裁判を起こしており、複数の投稿者を訴えるメーカーも出始めた。『FC2』側も、著作権者からの投稿者情報の開示請求に積極的に応えていて、今後はこうした動きが加速化する可能性が高いのです」(同)

 注目されるのはその損害賠償額だが、これがとんでもなく高額らしいのだ。
 IT関係に詳しい弁護士が言う。
 「同サイトの違法アダルト動画は、10万人以上が視聴するケースが珍しくない。ネットの公式HPなどで500円で売られているAVを無断配信したとすれば、単純計算で5000万円。何本も配信していれば、1億円以上の請求が来ることになる。安易に投稿した者たちは、思わぬしっぺ返しを食らうことになるのです」


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