葉加瀬マイ 2018年11月29日号

女子高生の顔と下着を別撮り! 盗撮映像販売男のセコイ経営哲学(3)

掲載日時 2016年08月15日 23時00分 [官能] / 掲載号 2016年8月18日号

 マツヤマからはギャラの受け取り方、サンプル映像の作り方、販売を促進する宣伝文句の書き方などをレクチャーしてもらった。
 藤村は試しに他の撮り師の作品を買ってみたが、「これぐらいで金になるなら、オレの方がもっときれいに撮れる」という自信につながった。
 藤村の基本は4Kカメラを使った3台同時撮影だ。1台はバッグに仕込み、さりげなくターゲットの股間付近に置いておく。もう1台は靴に仕込み、動きながらスカートの中を狙う。さらに腕を組んだ状態で脇の下に小型カメラを挟み、正面から顔を撮る。他にも電話が掛かってきたフリを装ってスマホで顔を撮るなど、あらゆる角度からターゲットを撮りまくるのが藤村のやり方だった。

 藤村の作品は〈リアルできれいだ〉〈顔面偏差値が高い〉とマニアに大絶賛され、1本500円の動画が飛ぶように売れた。藤村はネットの有名人となり、マニアの要望から、被写体の顔さえよければスカートの中は合成でも売れるという奥の手を知った。
 藤村はスカートの中と顔の分業制を進め、道を尋ねるフリをして美少女の顔を正面から撮り、それを別撮りしたスカートの中の映像と合成し、『現役女子学生シリーズ』というカテゴリーを作っていた。被害に遭った女子高生もこのシリーズの餌食になっていたというわけだ。

 さらに評判がいいのは、途中で撮影に気付かれ、怒号を浴びせられる『戦慄映像』と呼ばれるものだ。だからこそ、危険を冒してでもギリギリまで引っ張る。
 〈ラストシーンでは前かがみ気味の姿勢のところにフラッシュ撮りをした瞬間、タイミング悪く気付かれ、足下に潜ませたカメラに視線がバッチリ止まり、そのまま数秒固まる彼女…。とっさに『すみません』と口走ってしまった瞬間、こちらに向かって大声で『何してるんだよ!!』と罵声を飛ばし、詰め寄ってきたので、慌ててその場から逃げ去りました。かなりヤバい映像になってしまったので、公開するかどうか悩みましたが、皆さまの需要があればと思い、少しの期間だけでも販売に踏み切りました。かわいい容姿とは裏腹に、恐ろしい一面を見せる彼女の卑猥過ぎるパンチラ姿にドキドキして下さい〉

 このような絶頂期にあったときに、藤村は不意打ちを食らわされたような形で迷惑防止条例違反と名誉棄損容疑で逮捕されたのだ。
 「世の中には自分以外にも無数の撮り師がいる。今やAVは素人が撮って素人が売る時代。自分の場合、日曜日しか休みがなかったので、1日10人を目標に撮りだめしていた。だから、現役女子高生は貴重だった。自分の作品は半分ぐらい本人の顔とスカートの中の映像が一致していない」

 藤村はマツヤマに“警告”されていたように、正式裁判になった。しかし、執行猶予が付くことが分かっているためか、どこか余裕顔だった。
 こうして藤村も執行猶予付きの有罪判決を言い渡されて釈放された。彼らが増長する原因は、やはり盗撮の罰則が甘過ぎるからとしか言いようがない。
(文中の登場人物はすべて仮名です)

関連タグ:男と女の性犯罪実録調書

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