〈男と女の性犯罪実録調書〉②アナル好きをばらすと脅迫

官能・2019/10/30 00:00 / 掲載号 2019年11月7日号

 宮崎は悦子さんに手紙を書いた。確実に読んでもらえるように、悦子さん宅の玄関のポストに入れた。
〈電話でケンカしてから、もう1週間がすぎたね。警察に近付いちゃいけないと言われたので、手紙を書くことにしました。あの日、仕事で疲れていて、心に余裕がない状態でした。早く家に帰って、悦ちゃんの手料理が食べたい、抱きしめたいと思っていたのに、『映画に行く』と言われ、寂しさから本心ではない言葉を言ってしまいました。本当に申し訳ないです。4カ月前から付き合ってきて、本当に幸せにしたいと思っていました。毎日が充実していましたし、悦ちゃんの隣りで寝ると、安心できました。今でも大好きです。ずっと一緒にいたいです。お互いに愛し合い、切磋琢磨したいです。彼氏、彼女じゃなくてもいい。それでもダメですか?〉

 だが、この手紙は全く無視され、宮崎は“警告”を破ってメールや電話を繰り返すようになった。
〈お願い、電話出て〉
〈電話出ないなら、会社に電話するよ〉
〈熱くなったのも愛情の裏返しだよ〉
〈今から行ってもいい?〉

 それだけじゃなく、悦子さん宅の玄関扉のポストにスマホを差し入れ、中の様子を盗撮するようになった。
〈お前、マジでふざけんなよ。何でオレの気持ちを分かってくれないんだ?〉
〈本気だったオレがバカみたいじゃないか。電話でケンカして別れるなんて…〉
〈本当に別れるの? セフレじゃダメなの?〉

 それでも無視されると、宮崎はこれまでにかかったデート代の費用を請求するようになった。
〈ラブホ代、お土産代、ガソリン代、旅行代、その他の飲食代、しめて18万6725円になります。全額振り込んで下さい〉
〈御社の社長にはアナルセックスしたことまで報告しますので〉

 それでも無視され、宮崎の臨界点が超えたのは、警察に呼び出されてから20日後のことだった。
(明日に続く)

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