菜乃花 2018年10月04日号

第45代米大統領 ドナルド・トランプ候補「暴言・失言」集(2)

掲載日時 2016年03月09日 14時00分 [社会] / 掲載号 2016年3月17日号

 続いて【雇用、貿易、外交政策】について。
 「老いぼれ政治家が通商交渉で大負けしたせいで何百万もの雇用が失われた」
 「ビル・クリントンがやった北米自由貿易協定を廃止し、提案されているTPPはゴミ箱に放り込む」
 極端な反自由貿易、反TPP主義者。トランプ躍進でTPPは風前の!?

 「世界同時株安は中国、お前らのせいだ!」
 「大統領になったその初日に、中国を『為替操作国』と認定する!」
 「偉大なアメリカを再現する」と叫んでいる以上、中国には脅威だろう。

 日米安保については「アメリカが攻撃されても日本は助けなくてもいいなんて不平等条約じゃないか」とがなり、米軍駐留の意義を問われると「いなくなるとは言っていない。もっともっと金を払わせたい!」とまくし立てた。
 「個人的にロシアのプーチンとは馬が合う」などという発言もあったが、シリアや北朝鮮などへの姿勢も含め、外交政策は曖昧だ。

 さて、こんなトランプ候補が本当に第45代アメリカ合衆国大統領になったらどうなるのか−−。国際政治のセンセイに解説してもらっても面白くないので、この件については今、日本で最も“適任”と思われる丸山和也参院議員に聞いてみた。
 「トランプの主張は、一見失言が多いように取られがちだが、実は極めて明快。アメリカは他人事に手を出さず己の幸福を目指せ、との主張だ。それは典型的な自由主義、個人主義の思想であり、アメリカ建国の理念でもある。そこでは日米安保もアメリカが余計な手を出している一例になり、アメリカはアメリカを、日本は日本を守れ、となる。銃は身を守るために当然必要と考えるが、日本は個人主義社会ではないから安全は国が守るものと考え、規制には賛成する。健康、医療、介護も自己責任と考えるのに対し、日本はすべて国や社会に要求する。つまり自由主義、個人主義を根幹とする彼の思想と、集団主義、規制主義の日本、日本人とはすべてが真逆なのだ。とりわけ大統領選からも分かるように、言論の自由は最大限尊重され日本のマスコミのように揚げ足取りに狂奔する愚かさは見られない。だから、彼が大統領になったら日本人はこれまで当然と思っていた価値観を根底から揺さぶられるだろう。しかし、これがかえって日本を見直す好機となるはずだ」

 映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズ主人公のマーティ・マクフライへのいじめを繰り返す悪役ビフ・タネンのキャラクターは、トランプ氏から着想を得ていたと、同映画の脚本家が暴露している。不動産王でカジノのオーナー、横柄な態度の大富豪。確かに“ヘアスタイル”もそっくりだ。
 米紙『ワシントン・ポスト』が「指名を阻止するため、あらゆる手段を講じるべきだ」と異例の社説を掲載した。
 彼を止めるには、映画のようにデロリアンに乗って過去に戻るしかない?

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