菜乃花 2018年10月04日号

死ぬまで現役 下半身のツボ 柔らかペニスの“特権”

掲載日時 2018年05月25日 18時00分 [健康] / 掲載号 2018年5月31日号

 勃起力の低下とは、ペニスが柔らかくなることだ。
 「中高年男性の多くが、この悩みを抱えていると思います。完全EDではなくても、自分のペニスが若かりし頃に比べて明らかに元気がない…。ペニスの柔らかさを実感した時、男性はオスとしての自信も喪失し始めるのです」
 こう語るのは、性感研究の第一人者で医学博士の志賀貢氏だ。

 ペニスが柔らかくなる理由はズバリ、性的興奮時にペニスの海綿体に流入する血液の量が減少しているからだ。
 「加齢とともに血流は悪くなります。もちろん、ストレスや運動不足、生活習慣病なども理由の一つですが、基本的には寄る年波には勝てないということです」

 そのため、仕方がないと考えるべきなのだ。
 「ペニスが柔らかくなったからといって、それはEDの前兆ではありません。ある程度柔らかくなるのは当たり前なので、自信を失う必要もないんです」

 ホッと一安心といったところだが、セックスにおいて、柔らかいペニスは何かと問題を起こしやすい。
 その一つが、言うまでもなく中折れだ。
 「中折れが起こるのは、ペニスの柔らかさと、勃起の持続性が弱まるからです。また、体力不足によってセックス時のピストン運動で体がバテてしまい、快感に集中できない、ということも理由に挙げられます」

 しかし、今さらペニスを10代、20代の頃のように硬くするのは無理な話。
 「できるだけ硬くしようとは考えず、今の柔らかさで挿入を楽しむようにするのがポイントです。そのためには“柔チン”ならではの挿入術を覚えるべきです」

 まず、正常位で挿入する際、ペニスを膣の上側から差し込むという。
 「具体的に言うと、ペニスの先端をクリトリスに当てて、そこから膣口に潜り込ませるのです。ペニスが柔らかくなると、反り返る形ではなくなるので、膣の下側から突っ込もうとすると、どうしても入りにくいのです」
 この挿入角度を間違えてしまうと、柔らかいペニスがうまく膣に入らず、精神的にも焦ってしまう。負の連鎖が始まるのだ。

 「挿入後は奥までペニスを到達させて、しばらく動かない。密着タイムを設けるのです」
 中折れの不安がある男性ほど、挿入するや、すぐに腰を使う傾向があるという。それもそのはず、「いつ抜けるか分からない」という気持ちがあるので、一刻も早くペニスを刺激(この場合は、膣内で摩擦)して、勃起力を高めようとするからだ。しかし、これが落とし穴。
 「膣はペニスが侵入してくると、その形に合わせてくれるのです。ただ、馴染むまで1〜2分はかかる。その前に腰を動かすと、まだ膣がペニスの形を覚えていないので抜けやすいのです」

 多少柔らかくても焦らず、膣がペニスに馴染むまで待つのだ。
 「女性の多くが、硬すぎるペニスより少し柔らかいペニスのほうが気持ちいいと言います。柔らかい分、ピッタリと膣の粘膜に密着するようです。柔らかさはオヤジの特権だと思って自信を持つべきです」

 勃起力の低下が、実は女殺しの秘訣にもなるのだ。

志賀貢
医学博士。内科医として診療する傍ら、260作以上の小説やエッセイを執筆。また、性感研究の第一人者で『かなりHな夜の教科書』(河出書房新社)など、医学的見地に基づいたセックス&口説き術にまつわる著書も多数ある。

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