菜乃花 2018年10月04日号

妻と愛人の板挟みでストレス… 強制ワイセツに走ったダメ教師(1)

掲載日時 2016年12月10日 23時00分 [事件] / 掲載号 2016年12月15日号

 松本保(40)は13回目の挑戦で教員採用試験に合格した。それまではスクールサポーターや音楽の非常勤講師として働いており、その間に同じ職場で知り合った女教師と結婚した。
 すでに3年前に一人目の子供を授かっていたが、中学校の正職員になることは妻にとっても朗報だった。
 「よかったわね。これで生活も安定するし、安心して2人目も産めるじゃない」
 「えっ…ああ」

 実は、松本はこの点において、妻とは全く別の考えを持っていた。自らが一人っ子として育った松本は、両親の愛情を一身に受けて育ち、「一人の子供にすべてを与えて育てた方がいい」という考えの持ち主だった。
 「何言ってるのよ。一人っ子の多くは問題児だって本にも書いてあるでしょ。わがままで利己的で依頼心が強く、独立心がないって」
 「それは言い過ぎだろ。オレも一人っ子で育ったけど、別にわがままじゃないし、両親は可能な限り自分のやりたいことをやらせてくれた。オレは自分の子供にもそうしてやりたいんだ」

 二人の主張は平行線。妻は自分の意見を押し通すために、カキやレバーや山芋など精力が付きそうなものばかり食卓に並べる。その意図を察した松本は、夜はタヌキ寝入りするしかなかった。
 「ねえ〜ん、あなた、しましょうよ」
 「ごめん、その気が起きないんだ…」
 そんな会話ばかり重ねるうちにセックスレスになり、夫婦仲も悪くなった。

 松本は家に帰るのがイヤになり、その愚痴をこぼしていた女教師と不倫関係になったため、ますます妻との関係は疎遠になった。
 「ああーッ、松本先生とこんなふうになるなんて…」
 「このことは妻にも生徒にも秘密だよ。いいね?」
 二人は学校が終わるとラブホテルにしけ込み、不倫の背徳感に溺れ、絶頂に達すると折り重なるようにベッドに倒れ込むのだった。

 やがて新学年が始まり、松本は1年生の学年主任を命じられた。
 「私がですか?」
 「松本先生を新人だって思っているような先生はいませんよ。先生のキャリアなら十分できるでしょう」

 学年主任とは、その学年のトップとして学校行事の方針などを決めたり、他の教師に対しても指導や指示を出さなければならないという重要な立場である。
 「去年まで講師だった自分の言うことを、他の先生方が聞いてくれるだろうか…」

 不安でいっぱいの中、新学期がスタートしたが、まもなく開かれた新人教師の歓迎会の席で松本は大失敗をしてしまう。酒に酔って若い女性教師の体を触るなどのセクハラ行為をしてしまったのだ。
 この件については、校長から厳重注意を受けることになり、それ以来、他の教師からも白い目で見られているような気がして、松本は人知れず苦悩を抱えるようになった。
 「もうダメだ。オレは教師を辞めたい…」
 「何てこと言うのよ。せっかく正職員に採用されたばかりなのに…」
 「このままだとイライラして子供に当たってしまいそうなんだ…」
 「そう言えば、また子供を作らないっていう持論を正当化できるって思ってるんでしょ!」
 妻は聞く耳を持たない。悩みを打ち明けられるのは愛人だけになっていた。ところが、そのこともバレそうになっており、松本はさらなるピンチに陥った。

関連タグ:男と女の性犯罪実録調書

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