仲村美海 2018年10月11日号

「保育園落ちた 日本死ね!」の余波と支持率下落で安倍内閣が怯える9年前の悪夢

掲載日時 2016年03月23日 10時00分 [政治] / 掲載号 2016年3月21日号

 《保育園落ちた日本死ね!!!》の匿名ブログが、安倍政権を追い詰めている。
 「2月29日の衆院予算委員会でウチの党の山尾志桜里議員がこの問題を取り上げたところ、安倍首相は木で鼻をくくったように『匿名である以上、実際に本当であるかどうかを、私は確かめようがない』と答弁。揚げ句の果てに自民党議員席は『誰が(ブログを)書いたんだよ!』『(質問者は)ちゃんと(書いた)本人を出せ!』とヤジる始末。これが報道されるや否や、子育て世代や高齢の方々から『冷たい』など安倍批判が一斉に沸き上がったのです」(民主党関係者)

 それを象徴するかのように、安倍首相と山尾議員のやりとりの直後、3月4日〜6日の読売新聞世論調査で安倍内閣の支持率は49%と50%を切った。これは前回の調査(2月12〜14日)の52%を下回り、2カ月連続の低下。同様に3月5日〜6日の毎日新聞世論調査でも1月より9ポイントも下がり42%まで下落。特に女性の支持率が前回の48%から37%に急落した。
 「育休宣言しながら女性問題を引き起こした宮崎謙介議員の問題と、今回の『保育園落ちた』への安倍発言が女性感情を逆撫でした結果です。次期参院選はどの党に投票するかという質問でも、自民は前回の36%から33%に落ちた。投票先が30%を切ると政権交代の可能性があるとみられているだけに、今回の保育園問題、ナメてかかると自民党は大変ですよ」(選挙アナリスト)

 この空気に与党内からも「対応を間違うと年金記録問題と同じように、大変なことになる」と危機感の声も。というのも、「年金記録問題」が浮上したのが第1次安倍内閣の2007年当時のことだったからだ。
 「国会で取り上げられ始めた当初、安倍内閣はたいして重要視していなかった。ところが、納付者を特定できない年金記録が5000万件あると判明し、大問題に発展したのです。それが原因で同年の夏の参院選は与党が過半数割れに追い込まれ、安倍退陣への引き金となった」(政治部デスク)

 今回も、世間一般がホトホト困っている待機児童問題。批判が日々増す中で安倍首相も風当たりの強さを感じたのか、3月11日の参院本会議で待機児童をゼロにすると声高に強調した。しかし担当省庁内からは「すぐに解決は難しい」と早くも弱音が…。
 9年前の悪夢再来となりそうだ。

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