迷走“菅病”連鎖。岡田幹事長が原発視察で見せた超ヒステリー

政治・2011/05/28 15:00 / 掲載号 2011年6月2日号

 官僚筋に、なんとも不謹慎な「隠語」が飛び交っている。福島第一原発の事故で頭を抱える菅総理が、執務室を訪れる官僚たちを連日、拳でテーブルを叩いて大罵倒。怒鳴りつけられた官僚たちが、陰で「今日の被曝量は○○シーベルト」と嘲笑し合っているのだ。
 もっとも、この“イラ菅”ぶりは菅総理に限ったことではない。実は、菅政権の「筆頭家老」とも言うべき岡田克也幹事長がこれに伝播。最近は総理以上のヒステリーを見せつけているというのである。

 政治部記者がこうボヤく。
 「最近の岡田は異常。都合の悪い記事を書こうものなら、ぶら下がり会見時に『○○新聞いるか!?』『なんだあの記事は! 釈明しろ!』と怒鳴り散らし、徹底的に糾弾する。たまったものではありませんよ」

 要は、菅総理の十八番と言われた「怒鳴る」「すねる」「自己保身」が、岡田氏に伝染し出しているのである。
 中でもそれを痛烈に見せつけたのが、先頃行われた「被災地視察」だったと言われている。5月8日に、同氏は福島第一原発から半径20キロ圏内の立ち入り禁止区域を与党幹部として初めて視察したが、そこで思わぬ失笑を買っているのだ。
 この日、岡田氏は同行記者や東電関連社員らと、原発から5キロ圏内を視察。その際に白い防護服とゴーグル、ゴム手袋姿という完全防備で遺体捜索現場などを10分ほど見て回った。

 ところが、その後にあり得ない“失態”をやらかしているのだ。現場に同行した記者が言う。
 「実は、岡田はこの後警戒区域ギリギリの19.9キロ圏内にある南相馬市の化学工場を見学したが、問題はこの際の出で立ちなのです。工場長らが『放射能もここは大丈夫ですから』と作業服で出迎えたのに対して、岡田は白い防護服をまとったまま。握手を求める工場長にもゴム手袋で応じ、周囲を凍りつかせたほどなのです」

 この話を聞きつけた国民新党の亀井静香代表は、後日、「唖然とした」と漏らしたほどだが、今では永田町全体が岡田氏の豹変ぶりに呆れ果てているのである。
 前出の政治部記者が言う。
 「原発事故の先の見えなさと、居座り続ける菅総理に不満が鬱積しているのでしょうが、最近の岡田の保身ぶりは酷すぎる。このため、“ポスト菅”と見る向きも激減し出しているのです」

 こんな幹事長がいる党に、復興を託せるはずがない。

関連記事
関連タグ
政治新着記事