菜乃花 2018年10月04日号

専門医に聞け! Q&A ホームドクターの選び方

掲載日時 2018年05月27日 08時00分 [健康] / 掲載号 2018年5月31日号

 Q:転勤のため東北の一都市に家族で引っ越しました。私は高血圧と糖尿病があり、ホームドクター的なお医者さんを探すつもりです。ホームドクター選びのポイントを教えてください。
(42歳・生命保険会社勤務)

 A:ホームドクターは普通、開業医、つまり診療所の医師です。選ぶ要素は様々あるでしょう。腕がよければいいのですが、人間には相性というものがあります。風邪や軽いケガといった短期間の付き合いで終わるのであれば、さほど気にする必要はありません。
 しかし、高血圧や糖尿病のような生活習慣病を抱えている人は、医師や病院と長い付き合いを余儀なくされます。そういう場合、医師と相性が悪いと、患者さんは非常に辛いことになるでしょう。
 不思議に思えるのは、さほど深い思慮もなく、あっさり病院や医師を選んでしまう人が多いことです。大切な命を預ける病院や医師を、「近いから」といった単純な理由で選びがちです。

●ホームドクター選びのポイント
 しかし、都市部なら、ちょっと足を伸ばせば病院や医師の選択肢が格段に広がります。近所にこだわる必要もないでしょう。以上のようなことを踏まえ、ホームドクター選びには次のようなポイントがあります。
 (1)自分と年齢が近い医者を選ぶ…年がはるかに上の医者は、先に亡くなる可能性が高いからです。
 (2)診療科目の少ない医者を選ぶ…専門分野を標榜している医者のほうが信用できます。
 (3)専門医を紹介してくれる医者を選ぶ。
 (4)質問にきちんと答えてくれる医者を選ぶ。
 (5)患者さんの目を見て話す医者を選ぶ…目を見て話すことはコミュニケーションの基本です。
 日本人は、ある開業医で何度か受診すると、他の開業医をためらう人が少なくありません。しかし、義理立ては無用です。よくないと思ったら、他の開業医を探せばよいのです。
 また、自分や家族が病気になったとき、開業医に不安を持ったら、大病院での受診も選択肢に入れておきましょう。

中原英臣氏(山野医療専門学校副校長)
東京慈恵会医科大学卒業。山梨医科大学助教授、新渡戸文化短期大学学長等を歴任。専門はウイルス学、衛生学。テレビ出演も多く、幅広い知識、深い見解を駆使した分かりやすい解説が好評。

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