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LiLICoオススメ「肉食シネマ」 “美しすぎるロボット”の虜に! 『エクス・マキナ』

掲載日時 2016年06月25日 12時00分 [エンタメ] / 掲載号 2016年6月30日号

LiLICoオススメ「肉食シネマ」 “美しすぎるロボット”の虜に! 『エクス・マキナ』

 “歌手LiLiCo”が始動しました! 夏木マリ、土屋アンナ、シシド・カフカ、華原朋美、LiLiCoで『and ROSEs』結成。ゴスペラーズが書いてくれた『紅のプロローグ』が発売中です。かなり個性的メンバーですが、合体すると優しいものが生まれます。ぜひ聴いてくださいね。

 さて、今回の作品は見終えてから叫びたくなるほど興奮しました! ラストが衝撃的すぎて、“オモシローイ!”と“コワーイ”が入り混じる、気持ちのよい複雑な気持ち(笑)。“なんじゃそれ!”と突っ込みたくなると思いますが、きっと見たら分かります。

 世界最大で有名なインターネット会社で、プログラマーとして働いているケイレブ(ドーナル・グリーソン)が主人公。彼は莫大な富を築き上げたその会社の社長、ネイサンの別荘に1週間滞在するチャンスを与えられます。立派な建物にワクワクしながらも、ケイレブを待っていたのはとても美しい女性型ロボット“エヴァ”の研究。彼女に搭載されているのは、人間と思えるほどの“心”なんです。
 ケイレブはさまざまな質問をしてエヴァのことを研究し始めますが、この“セッション”と呼ばれるテスト時間は、だんだん“ただの研究”から“惹かれる”に変わっていく。エヴァはロボットなので、身体のパーツが透けていたり、人間には理解できない気持ちなどがいっぱいあります。
 でも、ケイレブと接する間に知恵を身につけ、どっちが研究しているのか分からないくらい、お互いに徐々に男女として意識し合う。このドキドキ感がたまらない。

 私、完全にケイレブの気持ちになりました。だって、あまりにも人間らしく、そして美しいのですから。ロボットであることに同情すらしました。“研究室から彼女を連れて逃げたい!”“エヴァのためになんでもしてあげたい!”とケイレブに共感しながら、もしかして自分が物語の罠にハマったかも!?
 エヴァのミステリアスな雰囲気は完璧! 何てったって演じてるのはアリシア・ヴィキャンデル。はい、『リリーのすべて』でエディ・レッドメインと共演し、見事アカデミー賞助演女優賞を受賞した女優さんです。

 本作は冒頭からテンポがよく、観客を引き込み、緊張の糸を緩めずラストに持っていく。さぞかし経験のある監督かと思いきや、今回が監督デビューというから驚き。スタイリッシュでエロティック! この気持ちを劇場で体感してね!

画像提供元:(C)Universal Pictures

■『エクス・マキナ』監督/アレックス・ガーランド 出演/ドーナル・グリーソン、アリシア・ヴィキャンデル、オスカー・アイザック、ソノヤ・ミズノ 配給/ユニバーサル映画 配給協力/パルコ 6月11日(土)より、シネクイント他にて全国ロードショー。
 検索エンジン世界最大手のブルーブック社でプログラマーとして働くケイレブ(ドーナル・グリーソン)は、ほとんど人前に姿を現さない社長のネイサン(オスカー・アイザック)が所有する山間の別荘に招かれる。しかし、人里離れた山荘を訪ねてみると、そこで待っていたのは女性型ロボットのエヴァ(アリシア・ヴィキャンデル)だった。ケイレブはそこで、エヴァに搭載された人工知能の不可思議な実験に協力することになるが…。

■LiLiCo:映画コメンテーター。ストックホルム出身、スウェーデン人の父と日本人の母を持つ。18歳で来日、1989年から芸能活動をスタート。TBS「大様のブランチ」「水曜プレミア」、CX「ノンストップ」などにレギュラー出演。ほかにもラジオ、トークショー、声優などマルチに活躍中。

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