葉加瀬マイ 2018年11月29日号

わくわく地方競馬 スペシャルインタビュー:鈴木祐騎手(岩手競馬)

掲載日時 2017年12月07日 16時00分 [エンタメ] / 掲載号 2017年12月14日号

 今年から新設された「ヤングジョッキーズシリーズ」。12月27日に大井競馬場、28日に中山競馬場(JRA)で開催される『ヤングジョッキーズシリーズファイナルラウンド』へ向け、各地でトライアルラウンドが開催され、11月22日の浦和競馬で全日程が終了した。激戦を戦い抜き、見事、出場権利を手にした地方競馬の若武者7名。今回は、北海道・東北ブロックのトップに立った鈴木祐(岩手)にスポットを当てた。

 鈴木が卓越した手綱さばきを見せたのは、地元・盛岡でのトライアルラウンドだった。JRA勢はもちろん、ほとんどの騎手が初めてとなる盛岡コース。皆が少しでも多くのポイントを稼いでおきたいと焦る中、「こういうレースは絶対にハイペースになる」の読みがハマった。はやる気持ちをグッと抑え、外を回って差し切り勝ちを決めた。

 続く第2戦は、スタートから最初のコーナーまでは900メートルもある盛岡独特のコース。不慣れな騎手たちは皆、相手の出方をうかがい、レースは極端なスローペースとなった。鈴木は、そのチャンスを見逃さず、向こう正面で一気に仕掛け、「後ろにいたらあのまま終わっていたかもしれない」と、好判断でレースを進めて価値ある5着。計算通り、北海道・東北ブロックのトップに立った。

 1年半前、岩手競馬で14年ぶりとなる新人騎手による初騎乗初勝利という偉業を成し遂げた時も、内で前が空くのをじっと待ち一瞬の隙を見逃さずに最内を突いて抜け出した。誰もが心はやる大舞台でこそ、冷静沈着さが勝負の分かれ目になる。あの時見せた新人離れした冷静さと確かな手綱さばきは確実に成長した。

 2年目にして今年はすでに45勝、岩手リーディング11位。「目標である年間50勝」にはまだ届かないため、「いい馬に乗せてもらって、この成績に満足はしていない」と自分に厳しいが、年末の大舞台で成し遂げられる可能性は十分残っている。

 東北の若武者が初の大舞台へ。「今ある力を出し切りたい」と腕をぶす。

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