神谷えりな 2018年5月3日号

主食を「ご飯」にして食生活を改善しよう! 小麦の値上がりは絶好のチャンス(2)

掲載日時 2011年04月05日 12時00分 [健康] / 掲載号 2011年4月7日号

 もう1人の食のリーダーである服部幸應校長は「栄養の問題もそうですが、今こそ日本の食料自給率を上げる絶好のチャンス。国内でとれる米を食べることを提唱したいです」という。
 服部先生が危惧するように欧米各国の食料自給率をみると、ドイツやイギリスでは上昇し、アメリカとフランスは100%を超えている。日本はといえば、先進国では最低の40%だ。
 「学校で今日なにを食べてきたか、と生徒に質問してみると、きちんとしたものは食べていませんね。朝からスナックのような食事で済ませるなど、食生活が乱れています。ご飯はどんなおかずとも相性がいいので、せめて1日に茶碗3.5杯は食べてほしい。栄養バランスもよくなるし、日本の米の生産調整(減反)も3分の1は改善されます」

 湯気のたったご飯は、そのニオイだけでも食欲をそそる。おいしい米の炊き方は、計量をきちんと計り、2割増しの水に十分水を吸わせてから炊き上げること。
 そして、米を買うときに参考にしたいのが米の食味ランキング。日本穀物検定協会が全国の産地品種に対して毎年行っているものだ。「特A」から「B'」まであるので、お米選びの参考になる。
 近頃、トレンダースが『女性に関する意識調査』で、22歳から63歳の109人のアンケート結果を発表した(2011年2月23日)。
 それによると、「コンビニで扱っている食べ物のうち、よく買うものは?」の第1位はおにぎり(71%)で、2位のパン(60%)を押さえた。
 そのおにぎりについて「おいしさの決め手になるのは?」では、米(86%)という結果が出ている。つまり具材より、米のおいしさが優先することも分かった。

 お米は栄養のバランスがよいだけではない。粒のまま炊いているので、食べてから体内で分解されるまでに時間がかかるため、小麦製品より腹持ちがよいのだ。そのために、太りにくい食べ物という。日本を代表する米はすごい、と自信を持とうではないか。
 新潟県魚沼市生れの大桃美代子さんは、実はお米の“魚沼大使”に選ばれている。だが、「単なる宣伝だけで大使になったのではありません」という。
 「大使を仰せつかってから、勉強したんです。分かった事は、本当にお米はすごいということ。繊維質が多いお米は、腸でたくさんの水分を吸ってふくらみ、腸壁を刺激するんです。そのために便通がよくなり、腸の中の有害物質も体外に出すので、がんや生活習慣病の予防にもなるのです」

 体内がきれいになれば、肌も当然美しくなる。健康と美容にいい訳である。“お米博士”として、芸能界でも活躍する大桃さんは、実際に色白で、細身の体ながらバイタリティーに富んだタレントさんだ。
 すべては、お米のお陰なのかも。

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