和地つかさ 2018年9月27日号

恐い… 出会い系サイトで知り合ったエロ女は 妻子持ちキラーのサイコパスだった!(3)

掲載日時 2016年06月20日 23時00分 [事件] / 掲載号 2016年6月23日号

 事件当日、寺脇は神社の境内に車を止め、「髪留めを買ったんだ。束ねてあげるよ」と言って後部座席に回り込み、いきなり後ろから首を絞めた。柔道の経験者だった寺脇はわずか10分間で美香を絶命させた。
 美香が死んだことを確かめると、神社の奥にある雑木林に移動し、あらかじめ用意していたスコップで穴を掘って、その中に遺体を埋めた。美香の身元が分かるものは帰りの道中にあったコンビニに捨てた。

 それから何事もなく過ごしていたが、約3カ月後、美香の母親から突然、勤め先の会社に手紙が届いた。
 《はじめまして。私は津田美香の母でございます。以前、美香からあなた様とのお付き合いのことを聞いておりました。すでにご存じかもしれませんが、美香と突然連絡が取れなくなり、途方に暮れております。先月、警察にも捜索願を出しました。何かお心当たりがあれば、教えていただけないでしょうか》

 会社の人事部から打診されただけに無視することもできず、寺脇は美香の両親と会うことにした。
 「付き合いがあったのは事実です。ですが、美香さんは他にも交際されていた男性がいたようです。私は既婚の身でしたから、そのことを知って身を引きました。その後のことは何も知りません」

 両親は深々と頭を下げて帰って行った。寺脇は発覚を恐れ、何度も遺棄現場を見に行ったが、殺害から1年2カ月後、ついに明るみに出る日がやってきた。山菜採りに来ていた夫婦が銀歯の付いた頭蓋骨を発見したのだ。直ちに警察に通報し、付近の土の中から白骨死体を発見。身元を調べたところ、歯の治療痕やDNA鑑定などから美香であることが判明した。
 警察は美香の生前のLINEのやり取りなどから、すぐに寺脇の存在を浮上させた。任意同行を求めたところ、犯行を自供。寺脇は殺人容疑で逮捕された。
 「ほんの遊びのつもりだったのに、執拗に離婚を迫られて怖くなった。妻や会社に言うと脅され、彼女ならやりかねないと思い、困り果てて殺してしまった…」

 事件後、寺脇は自分が恐れていた通り、妻とは離婚することになり、会社も懲戒免職になった。
 美香の遺族に対し「全財産で償う」と謝罪したが、裁判所は「被害者の言動に思い悩んだとはいえ、他に取り得る方法もあった中で、自己保身のために殺害したのは短絡的だ」と断罪し、懲役16年を言い渡した。
(文中の登場人物はすべて仮名です)

関連タグ:男と女の性犯罪実録調書

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