璃子 2018年3月8日号

ドラマの「放送回数事前公表」問題でテレビ局と一部芸能プロが一触即発

掲載日時 2012年06月18日 14時00分 [芸能] / 掲載号 2012年6月21日号

 テレビ局と一部芸能プロが、一触即発状態になっている。
 原因はドラマ回数の「放送事前公表」問題。テレビ局は、視聴率がよくないと放送回数を短縮することが少なくない。最近では、オダギリジョーが主演したフジテレビ系『家族のうた』の例がある。計11回放送する予定が8回に短縮された。
 その際「打ち切った」という事実を明らかにしないでほしい、と主役を抱える芸能プロはフジに懇願したという。だが、フジは打ち切りを認めたため、双方の間で不穏な空気が漂っている。
 「『家族のうた』は3%台の回がほとんどだったので、打ち切られて当然だった。だが、当初予定の放送回数さえ明らかにしなければ“打ち切り”とは言われない。もともと『8回の予定だった』と言えばそれで済んだはずです」(テレビ情報誌記者)

 オダギリジョーの事務所は老舗だが、それほど大きくはない。トラブルは起きないと判断したのか、フジは当初から11回だったことをスポーツ紙等に認め、波紋を広げたのである
 オダギリジョーといえば、アクエリアスなどのCMにも出演している。今回の打ち切り騒動のときは、その放送も止められた。これも彼にとっては“打ち切り”による“被害”といえよう。

 さらに不満なのが佐藤隆太だ。彼が主演するドラマ『クレオパトラな女たち』を放送する日本テレビは、6月6日の第8話で予定より3回早く終了させることを決めたからである。
 事務所が大きくないのはオダギリジョーと同じ。佐藤が問題としているのは、視聴率がそれほど悪くはなかったことだ。4月18日の初回が9.9%。2話は6.7%に低下。だが5話では7.6%と戻り、6話になると7.9%と上向いて「7話平均で7.7%」だった。
 「困惑しているのは、佐藤本人とテレビ東京。佐藤が落ち目になっていることを宣伝しているも同然だからです」(テレビ業界関係者)
 実は、佐藤は7月27日からのロンドン五輪で、同局のメーンパーソナリティーに決まっている。だが、今回の“打ち切り”で商品価値がダウンしたのは言うまでもない。五輪特番の視聴率にも影響するのでは、とテレ東側も心配しているのだ。

 今後は芸能プロの団体である日本音楽事業者協会(音事協)も、テレビ局やテレビ専門誌に対し、ドラマの「全放送回数」を放送前に発表しないように働きかけていくという。
 しかし、テレビ局は俳優とのギャラやスポンサーとの契約問題もあり、内々には放送回数をきちんと約束しないといけない立場。
 テレビ局の出方によっては、芸能プロとの間でもうひと波乱ありそうである。

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