菜乃花 2018年10月04日号

出張メイド店主美人局採用面接 マニアの弱みにつけ込んだハニートラップ(1)

掲載日時 2015年12月25日 23時00分 [事件] / 掲載号 2015年12月31日号

 奥野政道(31)は大学時代から父親が経営するIT企業でアルバイトをし、大学生にしては分不相応な大金を持っていた。そんな奥野がハマったのが女子中高生らとの援助交際だった。
 当時、流行していた出会いカフェやセリクラ、出会い系サイトなどを駆使して次々と女子高生らと会い、金を渡してセックスしていた。ところが大学4年のとき、家出少女に手を出してしまい、その少女が保護されて警察に事情聴取され、奥野の淫行が発覚。青少年保護育成条例違反の疑いで逮捕された。

 「このバカもんがッ!」
 奥野は父親に怒鳴りつけられ、とてつもなく恥ずかしい気持ちを味わった。
 「大学はどうなるんだろうか。退学なら、人生設計そのものが狂う。付き合っている彼女も離れていくに違いない…」
 考えれば考えるほど恐ろしくなり、背筋が凍り付く思いをした。

 奥野は前科前歴もなかったことから、略式起訴されて罰金30万円を言い渡された。大学は退学にならずに済んだが、就職先は父親が経営するIT企業しかなくなった。
 奥野は汚名返上とばかりに、ガムシャラに働いた。企業から依頼を受けて、在庫管理や予約システムのソフトウェアなどを作るのが主な仕事だ。20代後半になると、隠居した父親に代わって兄と2人で取締役に就任。従業員30人を指導する立場になった。
 ところが、金とヒマができると、一度ハマった人間はまたぞろ悪い癖が出てくるものらしい。奥野はこっそりと援助交際を再開するようになり、「自分でJKビジネスを立ち上げれば、好みの女子高生に出会えるんじゃないか」と考えた。

 再逮捕となる1年前、奥野は無店舗型の“派遣メイドリフレ”の店を始めた。携帯電話を窓口にして、ホームページで宣伝。その内容は次のようなものだった。
 《ただのメイドじゃありません。ご主人様に仕える従順なご奉仕メイドです。超かわいい萌え系メイドが、お客様にご奉仕します。掃除、洗濯等のハウスメイドサービスは当たり前。加えて特別な癒やしのリフレ、お客様とのデート等を低価格でご提供します》
 裏オプションのニオイがプンプン漂う扇情的なキャッチフレーズ。その上、「自宅、ホテルを問いません。お客様のもとにJKメイドが一人で訪問します」とうたっていた。これだけ条件がそろえば、裏オプを持ち掛けない客はいないだろう。もちろん、それは奥野の計算の内である。

関連タグ:男と女の性犯罪実録調書

事件新着記事

» もっと見る

出張メイド店主美人局採用面接 マニアの弱みにつけ込んだハニートラップ(1)

Close

マダムとおしゃべり館

▲ PAGE TOP