葉月あや 2019年5月2日号

〈男と女の性犯罪実録調書〉②職場や家族に全部バレるぞ

掲載日時 2019年03月20日 00時00分 [官能] / 掲載号 2019年3月28日号

 ホテルから出てきたところで、「兄」とその友人を名乗る2人の男たちに詰め寄られ、川端は逃げることができなかった。
「妹は16歳の高校生やぞ。お前のやったことは児童買春だ。警察へ行くか?」
「いや…、それだけは勘弁してください」
「おまけに中出ししやがって…。子供ができたらどうするつもりだ!」
「申し訳ありません…。できる限りのことはさせてもらいますので…」

 川端は何も言わないうちから「お金で解決させてください」と言い出した。
「お前、貯金はナンボあるんや?」
「100万ぐらい…」
「その金を慰謝料として出せるのか?」
「それぐらいなら…」

 川端は入谷らの要求に応じてカバンを手渡した。入谷は財布の中から現金4万5000円を抜き取り、キャッシュカードと免許証とスマホを取り上げた。
「それならこれからコンビニに行って下ろそうか」
 ところが、あいにく銀行の営業時間外で、金は引き出せなかった。

「…というわけで、100万円ばかり取れそうなんだわ。どうしたらいいかな?」
 入谷は小原に電話した。そのとき、小原は別の不良仲間2人と遊んでいる最中だった。
「サラ金の無人契約機へ連れて行って、金を借りさせればいい。『すぐに返せば金利もかからない』と言って連れて行くんだ」
 だが、サラ金も営業時間外で金を借りられなかった。

「そんな“太客”は絶対に帰してはいけないぞ。よし、オレたちもそっちへ行くからな。朝まで監禁して、銀行が開き次第、示談金を支払わせるんだ」
 まもなく車でやって来た小原たちは「わしらがお前を車に乗せると監禁になるからな。自分で乗るんだ」と言って、運転席側の後部座席に座らせた。

「どこへ行くんですか?」
「仲間のアパートだ。明日、銀行が開き次第、すぐに引き出してもらうぞ」
「自分は絶対逃げませんから…」
「信用できるか。それとも今すぐ警察行くか。職場にも家族にも全部バレるぞ」
「分かりました…」
 こうして川端は仲間の1人が住むアパートで、10時間以上も監禁されることになった。
(明日に続く)

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