菜乃花 2018年10月04日号

北朝鮮開戦2秒前 日本にミサイル発射(2)

掲載日時 2017年08月29日 10時00分 [社会] / 掲載号 2017年9月7日号

 米政治専門紙『ザ・ヒル』は《普段は堅実なリンゼー・グラム上院議員と一部のホワイトハウスの高官たちが、北朝鮮に予防戦争を仕掛けることを話し合い始めた》と報じた。
 マクマスター補佐官は「予防戦争もオプションの一つ」と明言している。予防戦争とは、先制攻撃より前の段階で脅威を未然に除去するための攻撃のことだ。いざドンパチが始まれば、主戦場になるのは日本かもしれない。
 「グラム上院議員もメディアに対し『戦争が起きるなら西海岸で起きるより北東アジアで行われる方がマシだ』と語っています。米本土に脅威が迫る前に北東アジアの局地戦争で決着をつけたい。そのためには、韓国や日本が犠牲になっても致し方ないという意味です」(国際ジャーナリスト)

 こうした米国の心理を熟知するグアム作戦の中心人物、金絡謙戦略軍司令官が、グアムよりももっと米国がビビるであろう東洋最大の米軍基地、嘉手納(沖縄)や日本本土最大の三沢基地(青森)を次の標的にすることは十分あり得ると示唆。
 「実際、正恩委員長が分析しているようにトランプ政権は弱腰ではありません。外交・安全保障についてはマティス国防長官、マクマスター補佐官、ティラーソン国務長官、ポンペオCIA長官、ダンフォード統合参謀本部議長、さらに最近任命されたケリー大統領首席補佐官(元海兵隊大将)という布陣になっています。ケリー、マティス、マクマスター、ダンフォードの4人は、いずれも四星将軍たちで、言い換えればトランプ政権は“軍事政権”のようなものなのです」(在米日本人ジャーナリスト)
 勇猛な軍人ほどリアリストだから、戦争を回避したがる。しかし、いったん命令が出てしまえば、指揮系統を円滑化させ、忠実に命令を実践するのが彼らだ。要は大統領の最後の決断次第だが、アメリカ・ファーストを掲げるトランプ大統領は、北朝鮮が米国本土に届くICBMを保有し、核兵器の小型化・弾道化を進める現状を許しはしまい。

 米国が北朝鮮を封じ込める手段は「交渉」「制裁」「軍事」の3段階に設定されている。そのうち「軍事」のシナリオは12種類ある。あくまでも計画段階だが、北が発射したミサイルの迎撃、金正恩の暗殺、中国を動かし北朝鮮軍の一部による金正恩のレジーム・チェンジ化、北朝鮮が6度目の核実験後、米韓両軍が日本のサポートを得て対北戦に踏み切る、といった選択肢だ。
 「8月17日、日米の外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会“2+2”がワシントンで開かれ、米国が『核の傘』を含む抑止力を日本に提供することなどを明記した共同文書を発表しました。“ビジネスマン”という視点から冷静に分析すると、トランプ大統領の外交・安保政策はかなりしたたかに、戦略的に行われている事実が浮かび上がってきます。次期中期防衛力整備計画で、北朝鮮の弾道ミサイルを撃ち落とす地上配備型迎撃システム『イージス・アショア』など新たな防衛装備品を米国から購入することが決まりました。小野寺五典防衛相は国会答弁で、安全保障関連法に基づき集団的自衛権を行使して、グアムに向かう北朝鮮の弾道ミサイルを迎撃する可能性に言及しています。日米同盟強化には、自衛隊の役割拡大も求められますから、海自の潜水艦隊に北潜水艦の撃沈命令が発動されるかもしれません」(軍事ジャーナリスト)

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