和地つかさ 2018年9月27日号

LiLICoオススメ「肉食シネマ」 あ〜、とっても気持ちのいい映画です! 『グレイテスト・ショーマン』

掲載日時 2018年02月26日 12時00分 [エンタメ] / 掲載号 2018年3月1日号

LiLICoオススメ「肉食シネマ」 あ〜、とっても気持ちのいい映画です! 『グレイテスト・ショーマン』

 お正月にスウェーデンへ里帰りしたのですが、3日間しか滞在しないのに、どうしても映画館に行ってしまう私。知らない国に行っても、必ずと言っていいくらい映画館に行きます。それは、その地域の劇場の雰囲気や、現地の人がどんな見方をするのかが、とっても気になるからです。
 スウェーデンの映画館は、私が小さい頃からシネコンで、100席くらいの小さなスクリーンが多いんです。日本と比べて人口がかなり少ないからそれで十分。このお正月は、これからご紹介する『グレイテスト・ショーマン』を見ました。

 歌とダンスが大好きな私は、実は前からこの作品が気になっていました。スウェーデンの劇場は満席で年齢層もさまざま。そんな雰囲気も相まってか、見る前からワクワクが止まらない! そして、上映が始まるや、いきなりカッコいい楽曲に合わせてのダンスと歌。心が踊った! たまらない! やはり、主人公のP・T・バーナムを演じるヒュー・ジャックマンは最高に素晴らしい。そして、共演のキャストも名優や歌手が勢揃い。娯楽の原点、皆にそれを楽しめるチャンスを作ったといえるバーナムの成功物語です。
 ゼロから頑張る力や、失敗したあとの精神力の強さ、成功物語だから結末を想像できるかもしれませんが、そこへ辿る道が面白い。幼い時に出会った妻への忠実さも美しければ、すこぶるかわいい娘2人にも恵まれます。困ったお父さんを助ける娘たちの姿には涙が止まりません。

 商売は、もちろんスムーズにはいきませんが、あとで笑い話になるほど面白い。そして、本作で伝えたい大事なことは“個性”。バーナムは、個性溢れるパフォーマーを集めてサーカスを作るのです。
 このバーナムの発想によって、日の目を見なかった人たちが、やっと生きる喜びを実感します。当然、彼の成功をよく思わない人もいますが、皆で力を合わせて立ち向かうのです。

 人を味方につける魅力があれば、うまくいかなくなったときに仲間がきっと支えになってくれる。出会いも一つの才能だと思う。また、足りないものは、最強のパートナーと組むことによって乗り越えられるものだということを実感した私。これはショービジネスの話ですが、どんな職業にも当てはまるような気がします。
 皆さんも、この作品を見れば勇気がもらえるはず。私にとって映画は、“人生に役立つヒントを運んでくれる娯楽”。まさに、そんな1本です。

画像提供元
(C)2018 Twentieth Century Fox Film Corporation

■『グレイテスト・ショーマン』
監督/マイケル・グレイシー
出演/ヒュー・ジャックマン、ザック・エフロン、ミシェル・ウィリアムズ、レベッカ・ファーガソン、ゼンデイヤ
配給/20世紀フォックス映画

 2月16日(金)公開。
 19世紀に活躍した伝説のエンターテイナー、P・T・バーナムの半生を、『レ・ミゼラブル』のヒュー・ジャックマンが演じるミュージカル。貧しい家に生まれ育ち、幼なじみの名家の令嬢チャリティと結婚したP・T・バーナムことフィニアス。野心を持つフィニアスは、その卓越したアイデアから、多様な個性を持ちながらも表舞台に出てこなかった人々を集めた、前代未聞のショーを作り上げ世界中を熱狂させる。しかし、そんな彼の進む先には大きな波乱が待ち受けていた…。

LiLiCo:映画コメンテーター。ストックホルム出身、スウェーデン人の父と日本人の母を持つ。18歳で来日、1989年から芸能活動をスタート。TBS「大様のブランチ」「水曜プレミア」、CX「ノンストップ」などにレギュラー出演。ほかにもラジオ、トークショー、声優などマルチに活躍中。

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