菜乃花 2018年10月04日号

専門医に聞け! Q&A 白目の出血の原因と対処法

掲載日時 2017年08月14日 10時00分 [健康] / 掲載号 2017年8月17日号

 Q:暑い時期に時々、目の白目の部分がかなり赤くなります。眼科で結膜下出血と診断されました。何も治療せずに自然に治りましたが、予防する方法はないのでしょうか。なお、私は脂っこいものが好きですし、お酒も好きで、毎日かなりの量を飲み、メタボ体型です。(46歳・工務店勤務)

 A:結膜下出血は、白目(眼球結膜)が出血して赤くなる病気です。白目の前には結膜という透明な膜があります。この膜の下の血管が切れ、内出血を起こした状態です。
 はやり目や強い外傷でも起こりますが、それよりも寝不足のときや疲れが溜まったとき、お酒を飲んだ後などに起きやすいのが特徴です。
 しかし、誰もがなるわけではありません。患者さんの生活習慣を調べてみると、肉や脂っこいもの、砂糖、カフェイン飲料やアルコール飲料などを多く摂る傾向があることが分かりました。

●結膜の血液が流れにくい
 加えて、運動不足、クーラーをよく使う、ストレスが多いなどの特徴があり、頭痛、肩こり、腰痛、冷え性なども訴えています。結膜の血管をみると、非常に流れにくくなっています。血液の流れが悪く、血管が切れやすい人が結膜下出血になりやすいのです。
 漢方的には、うっ血(血液が滞っている状態)です。患者さんの目を観察していると、内出血になる寸前の患者さんの目はうっ血状態になっていることが多くあります。
 うっ血とは、血液が非常に流れにくくなっている状態です。それがひどくなると、内出血を引き起こすのです。
 ご質問の方は、脂っこいものもアルコールも好きでメタボ気味とのこと。それらが原因となっているのでしょう。
 夏によく発症するとのことですが、結膜下出血は夏に多い病気で、背景にはクーラーの影響もあります。
 結膜下出血は1〜2週間で出血は自然に吸収されるので、何も治療せずに様子を見るのが普通です。視力の低下や目の他の病気の発症にはつながりません。しかし、再発しやすいし、健康への赤信号といえます。
 生活習慣を改めるようお勧めします。悪い習慣を改めれば、再発しなくなるでしょう。

山口康三氏(回生眼科院長)
自治医科大学卒業。眼科医、漢方内科医。食事、運動、睡眠などを改善する生活改善療法を指導し、眼科の病気や生活習慣病の治療に成果を挙げている。日本綜合医学会理事長。

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