和地つかさ 2018年9月27日号

飲酒運転の尾上親方に大甘処分

掲載日時 2011年05月25日 11時00分 [スポーツ] / 掲載号 2011年5月26日号

 ようやく八百長問題に一応のピリオドを打ち、異例の技量審査を目的にした無料公開の夏場所(5月8日初日、両国国技館)が再開した大相撲協会。そんな直前、放駒理事長(元大関魁傑)が、「あまりにも危機感がなさ過ぎる」と思わず天を仰いで絶句する不祥事が発生した。

 4月18日午後10時頃、東京都港区高輪1丁目の国道1号線の片道3車線の中央線、つまり道のド真ん中に止まっていた乗用車の車内で尾上親方(元小結濱ノ島、41)が酔っぱらって眠り込んでいたのが発見されたのだ。通報で駆け付けた高輪署員の調べに、「夕方、新橋で後援者と会い、ビールと焼酎を飲んだ。そのあと、駐車場で休息を取ったので、アルコールは残っていないと思った」と尾上親方は供述している。

 これが公務員なら懲戒免職、一般企業でも解雇を含む厳罰は免れないところ。まして尾上親方は、八百長問題で十両の境澤ら3人もの弟子が関与したとみなされ、監督不行届きで委員から一番下のヒラ年寄に2階級降格されたばかりだ。
 「もともと大相撲界は酒と女に関して甘い。今回も、飲酒運転と言ったって、ただ眠りこんでいただけで事故を起こしたワケでもないと言う親方たちの声が多かった。また、尾上親方が主流の出羽一門の所属だったことも大きく影響していると思います。いずれにせよ、親方の処分を親方たちに任せるのは間違い。明日は我が身で、厳しくすれば次は自分に降りかかって来る危険性がありますからね」(協会関係者)

 かくして、向こう10年間、昇格なしのヒラ年寄に据え置き、名古屋場所が終わるまで謹慎という大甘の処分で決着。大相撲界には、懲りるとか、学習するという行為はないようだ。

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