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趣味が仕事になる時代? ホリエモンの予言は「働き方改革」の影響下で現実味を帯びるか

掲載日時 2018年08月20日 10時21分 [社会] / 提供元 リアルライブ

趣味が仕事になる時代? ホリエモンの予言は「働き方改革」の影響下で現実味を帯びるか

 12日に放送された『情熱大陸』(TBS系)に東大卒のプロゲーマー・ときどが出演した。昨年7月にラスベガスで開催された世界最大の格闘ゲーム大会「EVO2017」に参加し、対戦型格闘ゲーム「ストリートファイターV」部門で優勝を果たすなど、その世界では名実ともに第一人者の地位にある存在だ。主な報酬は大会で獲得する賞金、ゲーマーを支援するスポンサーからの収入。現在、プロゲーマーは国内に30人ほどというニッチな職業だが、遊びや趣味が仕事となった良い例と言えるだろう。

 今や趣味が仕事になったというケースは珍しいことではない。インターネットの普及によってYouTuber、ブロガー、ゲーム実況、おすすめマンガのセレクトなど、趣味的な要素の強い情報も利益になり得る時代だ。共通しているのは、おのおののスキルが極めて高いということだろう。

 『パネルクイズ アタック25』(テレビ朝日系)の高校生大会で優勝するなど、数々のクイズ番組や大会で優勝し、“クイズ王”からクイズ作家となった古川洋平氏も趣味が職業に転じたタイプと言える。学生時代はクイズ作家を職業ではなく“夢”と捉えていたため、大学卒業後は食品会社の営業マンや公務員として働いていたようだ。それでも、働きながらクイズ研究は続けており、クイズ作家への憧れは捨て切れなかった。最後は妻に背中を押される形で仕事を辞め、29歳からクイズ作家への道を歩み始めたという。現在、古川氏はフリーランスの立場でクイズに関する制作者と演者(クイズの解答者)の両方で活躍。具体的にクイズ作家としては、イベント会社のSCRAPと協力して「はじめてのクイズ」「ヒミツキチラボクイズ選手権」など数々のイベントを開催するなど、精力的に活動している。

 電車運転シミュレーターのアプリ「Train Drive ATS」シリーズを作ったTakahiro Ito氏もその一人だ。同作はタイトーが制作した「電車でGO!」をさらに進化させたアプリとして注目を浴びている。少年時代から鉄道ファンだったIto氏は、中でも時刻表の基となる列車の運行計画“ダイヤグラム”に興味を持っていた。実際に路線上を走る複数の列車の概念をアプリに取り込み、細かく計算された運行状況に忠実な“通過待ち”や“信号待ち”といったイベントを再現して好評を得た。日本の“鉄道文化”が海外からカルチャーとして尊敬を集めているという評判の通り、Ito氏の作成したアプリは、イタリアやフランスなどヨーロッパでの人気が特に高い。売り上げはシリーズ全体の累計で8,000万円以上。うち7割が海外からの収益だという。Ito氏は、もともとフリーランスのプログラマーだったが、現在では、本作のアプリシリーズの制作が本業になっているようだ。

 数年前、実業家でタレントの堀江貴文氏が自身のYouTube番組『ホリエモンチャンネル』で「これからは遊びだと思われていることが仕事になる」と発言したことも話題となった。まさに今、働くことへの意識が変わってきているのかもしれない。

 2014年にマイナビニュースが男女495名に行った会員調査で、「今、好きなことを仕事にしていますか?」という質問に39.8%が「はい」と回答。約4割のビジネスパーソンが“好き”を仕事にしていることが分かった。また、今年2月に株式会社マクロミルが「過去12カ月に仕事の対価として報酬を得た全国の20〜69歳の男女3,096人」に対して行ったオンライン調査によると、副業も含めたフリーランス人口は14〜18年の4年間で約23%増加したと報告している。本業のフリーランス人口は減少し、“副業”の人口が増えたことに注目すべきだろう。不安定な時代を象徴するように雇用形態の流動化が認められること、働き方改革で副業が増えた背景もある。それと同時に、副業に“生きがい”や“充実感”を見出す人が増えているとも考えることができそうだ。

 長らく続く不景気の中で、企業の絶対的な安定という幻想はなくなっている。もしもこれから副業を始めるのなら、“どうせ夢”と投げたりせずに趣味が仕事にならないか真剣に考えてみてもいいかもしれない。

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