菜乃花 2018年10月04日号

レイプそっちのけ! 切り裂きフェチ男の理解しがたいエクスタシー(1)

掲載日時 2016年12月17日 23時00分 [事件] / 掲載号 2016年12月22日号

 倉本英明(36)が6年前に起こした事件は、実に奇妙だった。帰宅途中の女子高生を拉致して監禁し、柱にくくり付けてひたすら衣服をハサミでジョキジョキと切ったというものだ。
 被害者はいつ、わいせつ行為をされるのかと恐れおののいていた。ところが、倉本は最後にボロボロになった制服にイチモツを巻き付けてオナニーするという醜態は見せたものの、他にはこれといった行為をせず、被害者を路上に放置して立ち去った。

 女子高生の通報で警察が捜査を始め、前歴者リストから倉本が浮上した。倉本は駅のエスカレーターに乗っていたOL(32)のスカートをハサミで7センチほど切ったという事件を起こし、罰金刑を食らったばかりだった。それ以前にも、深夜に女性宅に忍び込んで寝ている女性の寝巻きを切ったり、少年期には近所の民家の洗濯物をズタズタに切り裂いたという非行事実で補導されたこともあった。

 調べに対し、倉本は「自分はわいせつ行為がしたいとか、下着が見たいというのではなく、女性の衣服を切ることに快感を覚える切り裂きフェチである」ということを認めていた。女子高生に対する事件のときも公判で次のように述べた。
 「私は高級光沢化繊の裏地にエロスを感じます。高級感あふれる生地がボロ布と化していく過程やその破片に欲情してしまいます。裏地の付いた紺色の冬物セーラー服などは最高です。女の子が二度と着れないぐらいボロボロにされた衣服を見るとたまりません。女の子をレイプする気は最初からありませんでした」
 倉本はわいせつ目的略取や器物損壊などで懲役2年6月を言い渡されたが、このような性癖が矯正されることはなく、出所するとまた同じような犯行に手を染めるようになった。

 倉本の手口は夕方6時頃からバイクに乗ってターゲットを探し、好みの女性の自宅を突き止めることから始まる。相手が無施錠で家に入れば、ネックウオーマーで顔を隠し、指紋が付かないように手袋をはめ、ハサミを持って侵入する。
 「静かにしろ!」
 相手が恐怖で凍り付いているのに乗じて衣服を切り裂き、乳房やヴァギナは露出させるが、それ以上のことはせず、ひたすら衣服がボロボロになるまで切り刻む。被害者はその狂気の行動を黙って見ているしかないのだ。

 倉本はある程度犯行を重ねると別の土地に移り、警察の捜査が自分に及ばないようにしていた。昼は介護施設などで働き、お年寄りには愛想よく振る舞う一方、夜は“切り裂き魔”として一人暮らしの若い女性たちを震え上がらせていた。

関連タグ:男と女の性犯罪実録調書

事件新着記事

» もっと見る

レイプそっちのけ! 切り裂きフェチ男の理解しがたいエクスタシー(1)

Close

マダムとおしゃべり館

▲ PAGE TOP