中島史恵 2019年6月6日号

忍従男の殺意を思いとどまらせた尻軽婚約者との“反省セックス”(2)

掲載日時 2015年08月02日 23時00分 [官能] / 掲載号 2015年8月13日号

 ところがある日、美樹から〈話がある〉とメールがあり、突然電話で別れを告げられた。理由を聞くと、「あなたは休みが少ない」「仕事が終わるのが遅い」といういつもの言い訳だったが、さらに問い詰めると「同じ職場の人を好きになった」という返答だった。すでにその相手と何度もデートしており、肉体関係を持ったことも白状した。
 安藤は烈火のごとく怒った。双方の両親を交え、婚約解消の話し合いを持つことになったが、そこで安藤は怒りが爆発。これまで積もり積もっていた不満を一気にぶちまけた。
 「お前、結婚を何だと思ってるんだ。オレがどれだけ我慢してきたと思っているんだ。オレが渡していた金も遊びに使っていたのか。今までの金を返せ!」
 美樹はあまりの剣幕に驚き、「必ず返すから…」と約束した。それでも安藤の怒りは収まらず、〈このことを会社や上司に知らせてやる〉とメールすると、今度は美樹が逆ギレし、〈それなら、私だって容赦しない。アンタの家族を皆殺しにしてやる。アンタの店に乗り込んで放火してやる。私の6年間を返せ!〉というメールを送ってきた。安藤と美樹の関係はわずか同棲1カ月で険悪化した。

 ところが、事件の1週間前、美樹が泣きながら安藤のアパートを訪ねてきた。
 「ごめんなさい、私が悪かった。あんな奴に浮かれていた私がバカだった。あなたとやり直したい…」
 美樹は泥酔状態で、泣きながら土下座し、新しい交際相手に対する不満を訴えた。美樹と安藤はいつものように仲直りのための“反省のセックス”をすることになり、その夜、2人は狂おしく愛し合った。

 ところが翌日、美樹は目覚めるなり、「何で私がこんなところで寝てるの?」と質問。安藤が昨日の経緯を話すと、「そんなこと何も覚えていない。私は強姦された」と騒ぎだした。
 「何が強姦だ。お前がヨリを戻したいと言ってきたんじゃないか!」
 「よくそんなデタラメが言えるわね。私を昏睡状態にしたんでしょう!」

 2人は取っ組み合いの大喧嘩となり、安藤は「2度と来るな」と言って、美樹を追い出した。その直後、美樹から〈てめーをぶっ殺してやる。タダじゃおかないからな。家に火をつけてやる。店も潰してやる〉というメールを受け取り、やっと目が覚めた。
 「オレが惚れていたのはこんな女だったのか。もうあんな女に未練はない。金の精算をして別れよう」
 一方、美樹は安藤から送られてきたメールを会社の同僚に見せて、「別れた元カレに付きまとわれて困っている」と“被害”を訴えた。上司が警察に相談するよう勧めると、「警察に行くと、家族や周りに危害が及ぶ気がする」などと言ってごまかしていた。

関連タグ:男と女の性犯罪実録調書


官能新着記事

» もっと見る

忍従男の殺意を思いとどまらせた尻軽婚約者との“反省セックス”(2)

Close

WJガールオーディション

▲ PAGE TOP