紗綾 2019年8月1日号

上祐史浩氏に聞いた 新実死刑囚の妻逮捕で揺れるアレフの内情

掲載日時 2013年12月13日 16時00分 [事件] / 掲載号 2013年12月26日号

 12月6日に可決された特定秘密保護法は、国内のテロ組織をもそのターゲットに定める。テロ組織といえば、誰もが思い浮かべるのが、あのオウム真理教だろう。その分派である『アレフ』を巡り動きがあった。12月4日、元オウム真理教幹部・新実智光死刑囚(49)の妻・新実由紀容疑者(36=東京都練馬区)が強要未遂の疑いで逮捕されたのだ。
 容疑は、『フェイスブック』で知り合った知人男性を、アレフに無理やり入信させようとした疑い。
 「大阪府警の調べによれば、アレフ元信者の由紀容疑者は、知人男性を『私の夫は新実だ。10人以上殺している』と脅迫し、入信を迫ったといいます。新実死刑囚本人は否定しているようですが、接見時に指示を出した見方も持たれている。昨年9月にオウム事件の捜査は終結したものの、その一方で拡大路線を図るアレフに公安当局は警戒を強めています」(社会部記者)

 この逮捕劇に関して、ある元オウム信者はこう語る。
 「若い女性を使ってフェイスブックで勧誘するなんていかにもオウム的。でも、脅迫の内容の話は警察の謀略のような気がします。いくらアレフでも今はそんな言い方はしない。秘密保護法の関係もあって“アレフはテロ団体”ということを際立たせたいのでは?」

 では、かつてのオウム真理教元ナンバー2、現『ひかりの輪』を主催する上祐史浩氏はどう見ているのか。直撃した。
 「武闘派で鳴らした新実君の名前を出した上、賠償不履行や麻原の出版物を巡る著作権侵害といった問題がありながら不健全な布教活動を続けるアレフに対し、(公安は)取り締まりを強化しているのではないかと思います。しかし、自分たちの信仰を正当化するために、そうした取り締まり自体を“陰謀”と解釈するのはいつものこと。このような麻原絶対化、先鋭化が今後さらに深まる可能性はあります。引き締めの一方で、盲信から脱却できるようにさまざまな手段を通しカウンセリングを行うことが望ましいでしょう」

 凶暴化だけは避けなければならない。

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