森咲智美 2018年11月22日号

酔った乗客にイタズラして発覚! タクシー運転手連続強姦の過去(3)

掲載日時 2017年07月10日 23時00分 [事件] / 掲載号 2017年7月13日号

 だが、被害者の大河内美幸さん(30)は当時のことを完全に覚えていた。
 「あの日、私はバイト帰りで、駅に止めた原付のエンジンをかけた途端、犯人の男に後ろから羽交い絞めにされ、バイクから引きずり下ろされました。『今から何されるか分かるか。レイプやで』と言われ、駐輪場の奥に連れ込まれました。男は馬乗りになってタンクトップごとブラジャーをまくり上げ、乳首を舐めました。抵抗したら、顔を20発ぐらい殴られ、スパッツとパンティーを脱がされ、膣内に指を入れられました。男がズボンを下ろして挿入の準備をしているのを見て、『やめてぇー!』と大声を出すと、また殴られましたが、途中で『もうええわ』と言って立ち上がり、ズボンをはき直して去って行きました。私は顔の腫れが引かず、1週間も学校を休みました」

 その1年前にも、当時、居酒屋店員だった長谷川加奈さん(31)を強姦していた余罪も発覚した。加奈さんも「あのいまいましい記憶は1日たりとも忘れたことがありません」として、事件の詳細を語った。
 「あの日、私は店長に駅のロータリーまで送ってもらいました。駐輪場に行こうとしていたら、知らない男に『どこに行くんや?』と声を掛けられました。私は『家に帰る』と言って、足早にその場を立ち去ろうとしましたが、急に後ろから腕をつかまれて、『騒いだら殺すぞ!』と脅されました。私は駅ビルの通路に連れて行かれ、上半身を裸にされ、地面に座らされました。男はズボンを脱ぎ、ペニスを取り出して、『口でイカせてくれたらヤラへんわ』と言い、抵抗したら殺されてしまうのではないかと思い、男の言う通りにしました。さらにブーツやタイツやパンティーを脱がされて地面に押し倒され、男がペニスを私の膣の中に挿入してきました。男は私のお腹に射精し、一度は逃げて行きましたが、自分の財布を落としたのを思い出してまた戻ってきて、私のニット帽を私の顔に投げ付けて去って行きました。私はすぐに彼氏に電話したのですがつながらず、バイト先の店長に連絡を入れてすぐに警察に届けました」

 木村は容疑を裏付ける証拠を固められ、「もはや言い逃れはできない」と観念し、起訴されると同時にすべての罪状を認めた。
 10年という歳月は当事者たちの生活も変え、木村も幼子を抱える父親になっていた。タクシー運転手に転職したのも、共稼ぎである妻と育児や家事を分担するためだった。
 加奈さんも、当時付き合っていた彼氏と結婚して主婦になっていたが、美幸さんは事件のショックを引きずり、結婚はおろか性行為すらできなくなっていた。
 木村は被害者2人に示談を持ち掛け、それぞれに慰謝料130万円を提示した。
 「もう事件のことは忘れたい」という加奈さんには受け取ってもらえたが、美幸さんには示談自体を拒否された。

 本人の言う“ほんの出来心”で警察に捕まったために、過去の悪事を暴かれる容疑者が急増している。もはや若気の至りも通用しない時代だ。木村は懲役7年6月を言い渡され、獄中に落ちた。
(文中の登場人物はすべて仮名です)

関連タグ:男と女の性犯罪実録調書

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