菜乃花 2018年10月04日号

死ぬまで現役 下半身のツボ 便秘と勃起不全の意外な関係

掲載日時 2018年05月30日 20時00分 [健康] / 掲載号 2018年6月7日号

 「便秘を解消することは、ED克服にもつながります」
 こう語るのは、性感研究の第一人者で医学博士の志賀貢氏だ。

 便秘といえば女性に多い悩みであるが、男性も決して他人事ではない。厚生労働省の調べでは、便秘に悩む人々の全体の2割が男性であるという。
 「一般的に男性のほうが、女性に比べて内臓の強度は弱いと言われているんです。そのため、ストレスや生活習慣の乱れが内臓の病気につながりやすく、便秘にもなってしまうのです」

 それだけではない。女性が便秘になりやすい理由の一つが「筋力のなさ」。
 「排便の際にはいきむ必要があり、やはり腹筋が弱いと出にくいのです。男性も年齢とともに筋力は低下するので、同じような状況になりやすいのです」

 ストレスに生活習慣の乱れ、さらに筋力低下…。お気付きだと思うが、これらは男性機能の衰えに繋がる原因だ。つまり、便秘気味になるということは、EDにもなりやすいということ。言い換えれば、便秘を治せばEDも治る、という理論も成り立つ。

 まずはストレスの問題から。
 「実は男性と女性では、ストレスを解消する方法が異なるのです。女性の場合、やはり誰かとお喋りをして、“共感し合う”ことで日頃のイライラやモヤモヤが解消されやすい」

 一方、男性は「ボーッとすること」が大事だという。
 「男性の脳は、基本的に右脳を使うことが得意なので、言葉を操る左脳を少し休ませてあげると心身ともに復活しやすいのです。あれこれ言葉を考えず、ただただボーッとする。実はこれだけで、かなりストレスが軽減されます」
 たまには1人で温泉に出かけ、何も考えず、お湯につかることもいい方法なのだ。

 次に生活習慣の乱れを改善する方法だ。
 「それはズバリ、運動をすること。ただ、無理にジムなどに通って頑張る必要はありません。それこそ駅まで歩くとか、エスカレーターやエレベーターは使わない、といった日常生活で出来る運動を自分なりに意識する。大切なのは、日々続けることです」

 当然ながら、体をしっかり動かせば便秘も治りやすい。また、健康的な生活に戻ることで、男性機能もよくなるのは間違いない。むろん、筋力低下を防ぐことも重要だ。
 「便秘の場合、腹筋が弱いことも原因なので、腹筋運動は週に2回ほどやっておくべき。オススメは、ニータッチ腹筋。やり方は簡単です。まずは仰向けに寝て、膝を立てる。その状態で、両手を伸ばし、両ひざにタッチするように上体を起こすのです」
 この方法なら腰を痛めにくいうえ、腹筋に力が入りやすい。まずは週に2日、1セット10回を目安に頑張ろう。

 そして、便秘を解消するにはもう一つ、酵素の摂取も忘れてはいけない。
 「酵素は代謝の働きを高めるために、必要不可欠な成分です。そして、酵素には男性機能を高める効果もあると言われているんです」
 酵素が多く含まれている食べ物は、納豆・塩辛・玉ねぎ。果物ではパイナップルやいちじく、りんごなどだ。これらを意識して食事に取り入れてみてはいかがだろうか。

志賀貢
医学博士。内科医として診療する傍ら、260作以上の小説やエッセイを執筆。また、性感研究の第一人者で『かなりHな夜の教科書』(河出書房新社)など、医学的見地に基づいたセックス&口説き術にまつわる著書も多数ある。

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