葉加瀬マイ 2018年11月29日号

死ぬまで現役 下半身のツボ 「オナニーED」からの脱却

掲載日時 2016年10月27日 18時00分 [健康] / 掲載号 2016年11月3日号

 昨今のED事情で急増しているのが「オナニーED」と呼ばれるものだ。
 弘邦医院の院長で『脳で感じるセックス入門』などの著作もあるドクター林氏がこう説明する。
 「オナニーでは勃起も射精も可能なのに、生身の女性を相手にしたセックスでは勃起しない、射精に至らない現象のことです。また、オナニー時はペニスがしっかり硬くなるのに、セックスではさほど硬くならない現象も、これに含まれますね」

 こうしたオナニーEDは、本来、現代の若者に多いと言われてきた。
 「AVをはじめ、エロサイトしかり。今の若者は手軽にヌケるものが近くにあるため、一種のオナニー中毒に陥りやすい。しかもオナニーは、自分の世界でよくも悪くもワガママに楽しめる行為。これに慣れてしまうと、相手ありきのセックスが面倒になってくるんです」

 いわゆる草食系男子も、もしかしたらオナニーEDを併発している可能性が高い。だが、他人事ではない。
 「最近、中高年男性の間でもオナニーEDが密かに増えているんです。実は今の中高年男性は年齢のわりに元気。50代、60代になっても性欲旺盛で、1日1回はオナニーをしている方も少なくないんです。もちろん、オナニーを楽しむことは間違いではありません。むしろ、日頃から勃起させていたほうがED解消に役立つんです」

 基本的には悪いコトではない。しかし…。
 「あまりやってはいけないことがあるんです。それは全く勃起していない状態から、無理にペニスを刺激して、勃たせて射精まですること。これを繰り返していると、いざセックスの場面になっても自然とペニスがムクムクとなりにくい」

 人間の体とはある意味、恐ろしい。普段から「ペニスを刺激してから勃起」という行為に慣れてしまうと、いついかなるときも、まずは自分の右手で弄らないと、タチが悪くなるというのだ。
 「中高年男性の場合、ペニスの勃起力は衰えているのに、妄想力は豊かで性欲旺盛な方が多い。その結果、ムラムラしたらまずペニスを触って、勃たせるという行為に走りやすいんです」

 若者との違いはココだ。まだまだ精力旺盛な若者は、エロい妄想やエロいものを見るだけで勃起する。しかし、中高年になり精力が減退してくると、頭ではエロ全開でも、何かしらの刺激を加えなければ勃起しにくい。
 「これを防ぐには、ナニを弄る前に妄想をしっかりと膨らませて、勃起するまではペニスを触らない、という癖をつけるのです。すでにオナニーEDになっている方は、まず、ここから訓練するべきです」

 また、性欲旺盛で日々オナニーはしているけど、セックスから遠ざかっている人も注意が必要だ。
 「久しぶりにセックスする機会に恵まれると、人間はどうしても緊張します。特に日頃からオナニーに励んでいる方は、自分なりのエロ妄想を持っているため、現実とのギャップを感じると、そこで意気消沈する可能性が高いのです。なので、オナニーを楽しむと同時に、できれば月に1〜2回は女性と触れ合う時間を作るべき。相手がいなければ、風俗でも構いません」

 やはりセックスも常に“現場”を踏んでいなければ、本領発揮できないのだ。

ドクター林
弘邦医院(東京・江戸川区)院長。『脳で感じるセックス入門』や『お医者さまが教える癒されてもっと気持ちよくなる!』など著書も多数。ED治療にも精通しており、現在、同医院では局部海綿体注入法による「ICI治療」も行っている。

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