林ゆめ 2018年12月6日号

大手企業が大学新卒“即採用” 少子化の人材不足で引く手あまた

掲載日時 2017年03月17日 14時00分 [社会] / 掲載号 2017年3月23日号

 来年3月卒の“就活”が本格的にスタートした。企業側は採用広報期間の短期化にともない、新卒学生との接触のスタイルを多様化させている。中でも、学生が企業で就労体験する『インターンシップ制度』が活況を呈しており、採用直結型の選考が増えているという。
 「売り手市場が続き、メガバンクを筆頭に大手企業が新卒の大量採用をしているため、そのあおりで採用に苦戦している企業が多い。優秀な学生を確保したいという思惑から、インターンシップと銘打った学生の青田刈りが横行しているのです」(経済紙記者)

 「大手企業のセミナーに行ったら突然、採用面接が始まった」(大学3年生)
 「外資やベンチャー企業は大学2〜3年生に内々定を出す企業もある」(人材コンサルタント)
 優秀じゃない学生でさえ、大手企業に就職できる時代になったのだ。

 かつて1971年〜'74年生まれの“団塊ジュニア”は、バブル崩壊の余波を受けた就職氷河期世代。
 「採用枠も少なく、中堅企業でさえ軒並み不採用。正社員で働ける企業を探すのに必死だった」(メーカー勤務のサラリーマン)
 当時は新卒採用を見送る企業が多く、契約や派遣社員といった非正規労働を余儀なくされた人も多かった。

 しかし、今や少子化の影響もあり、ぬるま湯に浸かった学生でさえも引く手あまたの状況だ。
 「大手企業が新卒の採用枠を増やす一方で、中小・ベンチャー企業は人材採用に困難を強いられています。電通の過労死問題をきっかけに、残業の多いブラック企業には行きたくないという学生が根強い」(前出・コンサルタント)

 会計不祥事問題に揺れる東芝も事務・技術系の新卒採用を再開。「殿様商売だったのが、今回の不祥事で周囲から叩かれるようになったので、強靭なメンタルを持った人材を募集している」(東芝社員)という。
 隔世の感を禁じ得ない。


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