森咲智美 2018年11月22日号

西宮市長選「殺すぞ」暴言元市長の“後継指名”に各立候補者が戦々恐々

掲載日時 2018年04月13日 11時00分 [政治]

 「殺すぞ!」信じられない暴言が元市長の口から飛び出した。今年1月、記者への発言で話題となった元兵庫県西宮市長の今村岳司氏の後任選びとなる市長選挙が、4月8日に告示(投開票15日)されたが、何ともギクシャクした選挙戦になっているという。

 今村氏は市議会議員4期を経て、2014年に世代交代の波と大阪維新の会のブームに乗り市長選挙で初当選。しかし、その後は独断的な市政運営や中学生向けのイベントでの過去の不良自慢などが反発を呼び、議会内で孤立。1月の仕事始めで突如、次期市長選に立候補しないことを表明し、直後の暴言問題が波紋を呼んで、2月に早期辞職へと追い込まれた。
 「ある程度予想はされていたが、市長選では政策よりも“品位”を最優先に訴えなければならない。それだけ前市長が辞めるに至った経緯のインパクトが強すぎたということ」(市関係者)

 今回は西宮市長選でも最多となる6人が立候補する。その顔ぶれは元副市長、前県議、元衆院議員、前市議と、実力、キャリアが伯仲し、大接戦が予想されている。そんな中、各陣営の頭を悩ませているのが、やはり今村氏の件だという。
 「それは今村氏が辞任の際、自らのブログに書き込んだ“後継指名”に関してです。そこには《引退を決めたときから一年以上をかけて、私があたらしい西宮にふさわしいと見込んだ人物を口説き続け、三顧の礼を以て彼に立候補を決意してもらいました(文ママ)》とある。これがいったい誰なのか、いまだに尾を引いているんです」(同)

 当然ながら、イメージダウンを嫌う各陣営は、いずれも今村氏との関係を否定している。
 ある陣営の関係者はこう語る。
 「全員が否定しているから、あの書き込みはウソかと言えば、そうとは限らない。しかし、時間的なことを考えれば我々以外の人物が一度は出馬要請を受けたものの、その後、誰にも言わずに出馬撤回した、ということだってあり得ますよ」

 3日に行われた立候補予定者による公開討論会でも、今村氏との違いを出すのに懸命な様子が窺えた。
 「そこでも『信頼回復』や『品格』についての発言が飛び交っていたようやけど、そもそも西宮市は関西の住みたいランキングで上位の街だけに、レベルの高い選挙戦にして欲しいわ」(西宮市住人)

 いずれにしても、各立候補者たちは“後継者指名”に自分の名が出るのではないかと戦々恐々だ。

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