秋ドラマ高視聴率の理由

芸能・2011/11/20 14:00 / 掲載号 2011年11月24日号

 秋ドラマの出足が軒並み好調だ。10月スタートのプライム帯(19〜23時)民放連続ドラマは13本。そのうち最新回(10月31日現在)までの平均視聴率が15%を超えているのが6本。10%超は11本ある(関東地区、ビデオリサーチ調べ)。

 近年、ドラマの低迷が言われ続け、今年夏ドラマでは『絶対零度〜特殊犯罪潜入捜査』(フジ、火曜21時)の13.1%が平均視聴率トップだった。
 「最近のドラマは15%あるいはフタケタで合格といわれる。今の15%は昔の20%という感覚。秋クールの好発進はちょっとした異変です」(テレビ誌記者)

 先の平均視聴率15%超えドラマはTBS『南極大陸』19.37%、日テレ『家政婦のミタ』19.33%、テレ朝『相棒シーズン10』18.55%、日テレ『妖怪人間ベム』18%、フジ『謎解きはディナーのあとで』17.1%、フジ『私が恋愛できない理由』15.83%だ。
 『家政婦のミタ』はヒット作『女王の教室』の脚本家・遊川和彦を起用し、松嶋菜々子(38)主演で『女王の教室』を踏襲した内容。『妖怪人間ベム』は昭和の名作アニメの実写化、『謎解きはディナーのあとで』は2011年本屋大賞受賞作が原作。
 確かに魅力的な顔ぶれだが、秋ドラマの好調について芸能評論家・肥留間正明氏は「危機感を持ったテレビ局が脚本を重視し始めた。まじめに作れば数字は取れるんです」。また「韓流ドラマ、バラエティーに飽きた層が回帰してきた」(芸能ライター)との説も。
 とはいえ、これまで唯一20%超えを記録した『南極大陸』(初回22.2%)が第3話で16.9%とガタ落ち。最後まで視聴者がついて来る保証はなく、今後ふるい落とされる作品が出てきてもおかしくはない。

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