菜乃花 2018年10月04日号

独占入手! 松井秀喜と黒田博樹が東京五輪代表監督で一騎打ち

掲載日時 2016年11月11日 16時00分 [スポーツ] / 掲載号 2016年11月17日号

 その人気とカリスマ性を再認識させられた。最後の登板となった日本シリーズのマウンドを見たNPBおよび東京五輪関係者は、男・黒田ならば、「その大役を託せられる」と確信した。
 「日本シリーズ第3戦、黒田がマウンドを下りるとき、日本ハムファンからも拍手が送られました。絶大な支持を受けている選手であることは分かっていましたが、その影響力の強さを改めて教えられました」(スポーツ紙記者)

 黒田博樹(41)が今シーズン限りで引退する。11月5日の広島ペナントVパレードを始め、表彰式などの球団行事には出席するという。マネジメントを委託した会社にもTV出演要請が殺到しているが、『第2の人生』については未定(10月末時点)。コーチ業にはまだ興味がないそうだ。
 「右肩、腰、首など満身創痍です。登板日の試合開始前には2時間近くもマッサージを受け、痛み止めの注射や治療を色々と試していました。体のケアを兼ね、家族のいるアメリカでゆっくりするのでは」(同)

 とはいえ、カリスマをあっさりと手放すはずがない。広島は米在住渉外担当、非常勤アドバイザーなどの肩書を与え、「将来は監督で」と考えているという。だが、『黒田カープ』が真剣に検討される前に、NPB、東京五輪組織委員会が“重大な任務”を要請するようだ。
 「松井秀喜(42)が代表監督を固辞し続けるようなら、別の人を考えなければなりません。日本シリーズでのカリスマ性を見せられた後でもあり、黒田の名前が急浮上してきました」(球界関係者)

 来年3月、第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が開催される。覇権奪回を目指す侍ジャパンだが、小久保裕紀代表監督の任期延長は「ない」という。2021年に予定される第5回WBCまでの4年間を託す次期監督候補には、現段階で原辰徳氏(58)が有力。ただし、東京五輪の野球・ソフトボールは「最大の観戦収益」が見込まれている競技だ。また、五輪競技に正式復帰する足掛かりにするためにも、国内外が注目するイベントにしなければならない。そのため、東京五輪の指揮官はWBCと切り離す方針で、「イチローが現役を続けるのなら松井を」と言われてきた。
 「王貞治会長が五輪組織委員会の理事に正式選出されました。長嶋茂雄氏も野球・ソフトを後方支援する方向で調整されており、『長嶋-松井の師弟コンビで金メダルを』の図式も描かれていました。でも、松井がFA宣言した時の巨人監督は、原氏なんです。松井は原氏に対し、引け目を感じているというか…。原氏がWBCの監督を引き受けるなら、松井は五輪監督を断わるでしょうね」(同)

 そこで浮上してきたのが黒田、というわけだ。一昨年にニューヨークを去った黒田の名前は、まだ米球界で健在だ。引退表明の模様はニューヨークの地元紙を始め、全国版の野球ニュースでも報道され、「クロダは男だ(DA MAN)」というエールも送られた。
 「日程は決まっていないが、王氏が渡米し、大リーグ機構に『東京五輪への協力』を改めて打診することになっています。そこへ、実際に協力するかどうかはともかく、黒田に同行してもらう計画がある。世界の王さんと黒田が一緒なら、名刺交換だけでは終わらないはず」(同)
 黒田が野球・ソフトのスポークスマンになれば、米メディアの東京五輪の扱い方も変わるというわけだ。

 昨年のプレミア12での話。アメリカはメジャーリーガーを送り込まなかったためか、同大会の存在すら知らなかったファンもいた。メジャーリーグの選手会役員を務める現役選手もテレビで「何、ソレ!?」と発言していた。こんな調子では、野球は追加競技から五輪正式種目には復活できない。
 「施設工事費の問題でボート競技場の変更が検討されました。その煽りを受けて、野球が東北地区で試合をすることになりそうなのです。震災復興は大切ですが、地方に会場を移しても観客を集めなければならないため、カリスマ性のあるOBに監督を務めてもらわないといけない。日本人メジャーリーガーも招集できないことになりそう。日本ハムの大谷翔平も東京五輪前にはメジャーに挑戦してるでしょう」(スポーツ紙記者)

 ゴジラ松井の名前も米球界では生きている。しかし、松井は王会長がWBC監督を務めた第1回大会において、日本代表入りを辞退している。原氏との関係もそうだが、松井は五輪監督を引き受けにくい状況にあるようだ。
 「組織委員会理事の王氏、長嶋氏の後方支援、そして次期WBC指揮官候補の原氏。ここで松井氏が五輪監督に登用されれば、巨人カラーが色濃くなってしまう」(ベテラン記者)

 12球団が一丸というスタンスを打ち出すためには、黒田のほうが適任と言われている。
 「松井監督、黒田ヘッド」の贅沢案もあるが、両氏の性格からして、お互いに遠慮し合って戦う集団にはなれないだろう。厳しい見方をすることで知られるニューヨーカーに認められた松井と黒田。その2人が今度は五輪指揮官の座を巡って戦うことになりそうだ。

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