菜乃花 2018年10月04日号

帰宅経路をプロファイリング 配送ドライバーの“レイプ重点地図”(1)

掲載日時 2015年12月19日 23時00分 [事件] / 掲載号 2015年12月24日号

 帰宅途中だった新婚主婦の鈴木麗香さん(25)は、踏切を越えた線路沿いの道で、いきなり軍手をはめたマスク姿の男に襲われた。
 「声を出すな!」
 腰のベルトをつかまれ、目の前にあった駐車場へ連行された。男はすでにジッパーからイチモツを取り出しており、「しごけ!」と言われ、それを握らされた。
 シュッシュッと手を前後させると、それは膨れ上がり、「舐めろ!」と顔の前に突き出されたが、麗香さんが「イヤッ!」と顔を背けると、男は怒ってその場に押し倒し、強引に足を広げようとしたため、麗香さんは両脚にケガをした。

 男は無情にもパンティーをはぎ取り、正常位の形でナマで挿入した。
 「やめて…、私、夫がいるの。もうお腹に赤ちゃんがいるかもしれないの…」
 「奥さん、新婚かよ。それだったら好都合じゃねえか。もう外に出す必要がねえんだろ?」
 「イヤーッ!」
 男は膣路を開拓し、ピストン運動を速めていく。髪を振り乱し、「もう許して…」と哀願する麗香さんの姿が、いっそう男のイチモツを熱化させた。
 「イクぞぉー!」
 「やめてぇーッ!」
 男は膣奥にドクドクと精液を放ち、最後の一滴まで絞り出すと、ヘラヘラと笑いながら逃げて行った。

 その男は隣の市に住む配送ドライバーの村岡義信(44)。村岡は仕事柄、ターミナル駅からのあらゆる経路を知り尽くし、帰る方向を見るだけで、どの道を通るのかプロファイリングができてしまう男だった。事前に夜間は無人となる会社の倉庫裏や駐車場などをチェックし、レイプできそうなポイントを把握。被害者をある程度尾行すると、先回りして待ち構え、レイプに及んでいたのだ。
 村岡がこんな犯行を始めたのにはワケがあった。家には引きこもりの兄がいて、その兄と折り合いが悪く、いつもケンカばかりしていた。村岡が家のローンの名義人となり、父親と2人で払っているのに、兄は全く働こうとしない。
 そのことを少しでもなじると、「弟の分際で生意気言うな」と怒鳴られ、両親は兄の味方ばかりする。そのくせ、自分が仕事を辞めたときには「早く働け!」と説教され、村岡は両親にも不満を持っていた。

 「オレが名義人になって、ローンを払っている家なのに、何でオレが遠慮しなくちゃならないんだ。兄というのはそんなに偉いものなのか?」
 村岡は兄と顔を合わせたくないばかりに外で時間をつぶし、当てもなく夜道をドライブしていた。そのうちに、露出度の高い服を着て一人歩きをしている女性を見つけると、車から降りて痴漢行為を働くようになった。それが高じて強姦までするようになったのは、10年以上前のことだった。

 ところが7年前、ほんのヘマから警察に捕まることになった。まだ宵の口だというのに、帰宅途中の女子高生(18)を見た村岡はムラムラしてしまい、例によって先回りしてレイプポイントで待ち構え、スカートをまくり上げるというわいせつ行為を働いた。さらに下着を脱がそうとしたが、たまたま通りかかった人に「何をしているんだ!」と一喝され、逃げる際に車のナンバーを見られたことから足がついた。
 村岡は女子高生に加療3日間のケガを負わせたという強制わいせつ致傷容疑で逮捕された。村岡は「出来心だった」と強調し、執行猶予付きの有罪判決を勝ち取ったが、公判では家族の問題でストレスを抱えていたことを話した。
 「両親は兄に甘く、私に冷たい。老後の面倒も墓守りも長男がしてくれるという意識が強すぎて、兄のご機嫌取りばかりしている」

 両親はこれを反省し、長男に仕事を見つけて出て行くように促したが、「何で犯罪者になった弟の肩を持つんだ?」と反論され、ますます関係がこじれてしまい、結局は口をつぐんで何の対策も打たずにいた。
 村岡は兄との関係がさらに悪化し、また外をうろつくようになった。さすがに執行猶予中はレイプは控えていたが、パチンコや風俗にのめり込み、借金まみれになった。やがて村岡は窃盗に手を染めるようになった。配送中に忍び込めそうな家に目星を付け、無施錠なら侵入するのだ。そこに女性がいた場合、また手を出してしまうようになるのも当然の成り行きだった。

関連タグ:男と女の性犯罪実録調書

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