森咲智美 2018年11月22日号

ミサイル暴君 金正恩が「死亡説リーク」破滅的な精神状態(1)

掲載日時 2016年07月06日 14時00分 [社会] / 掲載号 2016年7月14日号

 北朝鮮は今年に入りミサイルを計24発も発射している。そのうち、中距離弾道弾ムスダンは4月と5月に計4発発射されたが、いずれも直後に爆発するなどして失敗したとみられている。
 しかし、6月22日に発射された2発のうちの2発目は高度1000キロメートル以上に達し、約400キロメートルを飛行した。さらに、この2発目に関しては北朝鮮の計画通りに飛び、実験は成功だったとの見方が強まりつつある。

 注目は大気圏再突入時に、弾頭を超高熱から遮断する技術を開発したことだ。ただし、今回の発射が成功だったところで、今のところその成功確率は6分の1。それを脅威とするかどうかは意見が分かれる。
 「日本の防衛省によるとムスダンの推定射程は2500〜4000キロメートルで、日本全域をカバーするばかりか、米軍基地のあるグアムまで射程内に捉えました。また、韓国国防省によれば、約650キログラムの核弾頭を搭載できるという。グアムは、朝鮮半島有事の際には米軍が援軍を送り出す重要拠点ですから、北朝鮮に対し、いずれかの国が先制攻撃を行った場合、核による報復を受ける可能性が出てきた。つまり、北朝鮮は核抑止力を持つことになり、米国に対して体制の保全と“核クラブへの入会”を要求する準備を行程通り進めているというわけです。トランプ米大統領候補をやたらと“ヨイショ”しているのは、この計画の一環でしょう」(軍事ジャーナリスト)

 金正恩朝鮮労働党委員長の高笑いが聞こえてきそうだが、いくら核開発やミサイル発射成功を自画自賛したところで、国民や政敵からいかに嫌われているかを示す報道が6月16日にもたらされた。上海に本社を置くインターネットメディアのイースト・アジア・トリビューン(EAT)では「爆弾テロで死亡した」と報じ、翌17日に韓国聯合ニュースも同じ内容を伝えたのだ。韓国国防部は「事実ではない」と即座に否定した。
 「EATによると平壌のポトンガン区内で開かれていた記念式典に参加中、警護をくぐり抜け近づいた女性の自爆テロによって死亡したという内容でした。すぐに疑問に思ったのが、まず、仮に女性が軍人であっても自爆できる手榴弾などを携帯できたかどうかという点。また、一般人に動員された党員、近衛軍の警護役、精鋭警護役が二重、三重に取り巻く中を突破できただろうかという点です。故・金正日総書記もたびたび暗殺説や病死説が流れましたが、独裁国家では独裁者の急死、暗殺情報が実際に死亡するまで何度も流れるのは通例。金ファミリーのプライバシーは徹底して守られており、海外メディアがファミリーの死亡をスクープすることなどあり得ません。これは反正恩一派を見つけ出すために正恩自身が発したリークか、さもなければ一攫千金を狙う勢力が市場操作したかどちらかです」(北朝鮮ウオッチャー)

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