菜乃花 2018年10月04日号

わくわく地方競馬 スペシャルインタビュー:藤井勘一郎騎手(大井競馬)

掲載日時 2017年01月10日 14時00分 [エンタメ] / 掲載号 2017年1月19日号

 南関東の出馬表を見ていて「あれ、見慣れない騎手がいる」と思った方もいるのでは?
 10月より短期免許を取得し南関東にて騎乗中の藤井勘一郎騎手(32歳・荒山厩舎)は、中学卒業後、単身オーストラリアに渡り、韓国、シンガポールなど12カ国60カ所以上での騎乗を経験。世界を舞台に活躍する藤井騎手に話を聞いた。

 '95年の弥生賞、フジキセキが勝ったシーンを偶然TVで見ていた。「こんなにも強い馬がいるんだ」。本格的に競馬にのめり込んでいったのはこの頃だった。
 中央の騎手を目指したが、体重が規定オーバーのため断念。しかし、騎手になる夢を捨てきれず、15歳で単身オーストラリアへ渡り、騎手学校へ入学した。
 だが、オーストラリアでは「見習騎手」。活躍したもののビザの関係で「騎手」になることはかなわなかった。そんな藤井騎手が本領を発揮したのは、韓国だった。
 「知らない者がいきなり行っても簡単に乗せてくれるわけではないのが競馬の世界。どうすれば、見知らぬ日本人騎手を乗せたいと思ってもらえるか。それは結果を出すしかない」

 ある場所で成績を残したら、また次の場所でそれ以上の成績を残す。常にシビアな環境で確実にステップアップしてきた藤井騎手。'12年には韓国の有馬記念ともいえる『グランプリ』を勝利し、'13年には『韓国ダービー』を制した。そして今年9月の韓国GI『第1回コリアC』では、JRA馬のクリソライトに騎乗し圧勝。日本だけでなくシンガポール、イギリスなど様々な国の強豪が参戦した中でもぎ取った勝利に「関係者の方々のおかげ。韓国は騎手として思い入れのある場所なので、勝ててよかった」と喜びもひとしおだ。

 そして、満を持しての南関東短期騎乗。実は、'06年にも希望していたが断念した経験があり、10年越しの騎乗となる。
 「とにかく競馬がしやすい環境は日本独特ですよね。騎乗馬だけでなくて、すべてにおいてレベルが高い。あと4場でほぼ毎日競馬が開催されているのも特殊なパターン」と驚きながらも、4場すべて最初の開催で勝ち鞍を挙げ、2カ月間で15勝。60カ所以上の競馬場で磨いてきたその順応性の高さを証明した。
 「好きな競馬をさせてもらえていることがとにかく楽しくて、ありがたいです。感謝の気持ちを表すためにも、とにかく結果を残したい」

 南関東での騎乗は13日までで、南関東が終わればまた次の場所へ。藤井騎手の挑戦はまだまだ続く。

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