林ゆめ 2018年12月6日号

専門医に聞け! Q&A 疲労感抜けない秋バテ対策

掲載日時 2016年11月14日 10時00分 [健康] / 掲載号 2016年11月17日号

 Q:暑い日が続いた後、急に秋らしく涼しくなった頃から体調が悪くなりました。頭が重い感じがするし、身体がだるく、疲労感がある上、寝つきが悪いのです。秋バテでしょうか。対策法を教えてください。
(30歳・財団法人理事)

 A:秋バテは、夏から秋への季節の変わり目に現れます。日本の夏は高温多湿です。それが急激に涼しくなると、気温の変化に身体がついていけません。急な気温変化が生体にとってストレスになり、自律神経が乱れ、バランスが崩れるのです。つまり、秋バテは自律神経失調症状なのです。
 自律神経は、血液循環や各臓器の働きをコントロールしている神経です。活動のときに優位に働く交感神経と、休息のときに優位に働く副交感神経から成っています。
 交感神経と副交感神経のバランスがとれていれば、血液循環や臓器の働きも正常に保たれます。ところが、ストレスなどによって、両者のバランスが崩れることがあります。

●乾布摩擦で自律神経を刺激
 ストレスには精神的なものがありますが、寒さや暑さ、急激な気候変化などの外的な刺激もストレスとなります。
 さて、季節の変わり目に自律神経のバランスが崩れるということは、身体が脆弱ということでもあります。
 現代社会では、常に冷暖房が整った環境に身を置いており、気温の変化に対応する身体調節能力が低下しているため、気候の急激な変化についていけなくなっています。
 ですから、秋バテの解消には身体を鍛えればよいわけです。そのための方法の一つに乾布摩擦があります。乾布摩擦はタオルで身体をこすりますが、こするという物理的な刺激で自律神経が刺激されます。寒い時期に身体をこすると自律神経が刺激され、体温調整機能もアップします。
 また、温冷浴も同様に自律神経を刺激し、鍛える効果があります。温冷浴は、冷浴と温浴を交互に行います。寒い冬は身体にこたえますが、その分、効果があるわけです。
 ただし、冷浴専門の浴槽も必要です。そこで、冷たいシャワーと温浴で代用する方法や、両方ともシャワーで行う方法もあります。いずれにせよ、無理はしないでください。

首藤紳介氏(表参道首藤クリニック院長)
久留米大学病院小児科、大分こども病院、聖マリア病院、湯島清水坂クリニック等の勤務を経て、表参道首藤クリニック院長。自然療法や代替医療をはじめ、水素温熱免疫療法や点滴療法、遺伝子治療などの高度先進医療を実践。

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