菜乃花 2018年10月04日号

車のナンバー不足でも国交省が“希望制”をやめない理由

掲載日時 2016年08月14日 14時00分 [社会] / 掲載号 2016年8月18日号

 自動車のナンバープレートは1998年より「希望ナンバー制」が導入され、自分の好きな番号4ケタを選べるようになった。ところが「1」「7」「8」など特定の数字に人気が集中したことから、東京都や大阪府、愛知県など大都市部を中心に来年度にも番号が枯渇する可能性が出てきた。
 そこで国土交通省は、来年4月以降、初めて地名の右側にある「分類番号」にアルファベットを導入する方針を決めた。パターンを増やして「希望ナンバー制」を残そうと動いたのである。

 番号枯渇が起きた原因は他にもある。実は落語に登場する『へ931(くさい)』というナンバーは存在しない。つまり“へ抜き”にも問題があるのだ。
 「希望ナンバー制により、各地域で多少異なりますが、4000円程度を払えば好きなナンバーが買えるようになりました。同制度をやめれば問題は解決するのですが、これは管轄する国交省陸運局にとって貴重な収入源なのです。それと、ナンバープレートには四文字のひらがな『お』『し』『ん』『へ』は使われない。理由は『お』は『あ』と形が似ていて誤認されやすい。『し』は事故死を連想させる。『ん』は発音しづらい。『へ』は文字通りオナラを連想させるから。“おしん”は理解できても『へ』は理解できませんよね」(自動車ジャーナリスト)

 「へ〜」と感心している場合ではない! 「お」を使わない理由は「あ」と似ているからと国交省は言うが、「は」に似ている「ほ」は使われている。また「ん」が発音しづらいといっても、同じく発音しづらい「を」は使われているなど、おかしいことだらけなのだ。
 「ナンバープレートには欠番もある。下二桁が『○○42』や『○○49』は割り当てられていません。前者は『死に』、後者は『死苦』または『轢(ひ)く』だからです。ただ、『4219』や『4256』は、上二桁が42、49のナンバーは欠番ではないため、欠番にはなっていません」(同)

 「777」(スリーセブン)や末広がりの「8」のゾロ目と同じくらい「へ」の「931」はイケていると思うが…。

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